マニラ男の手料理。マニラで買えるお酒で飲み助が楽しむ。
私がマニラに住み続けられたのは、都会っ子である私に必要な夜の灯とお酒。35年前から15年前までは、どんなチンケな店に行っても、音楽があり、楽器が有り、歌手がいた。しかし、今は家賃の高騰、食材高騰、電気代高騰で、店が音楽を扶養出来なくなった。何しろマニラではハードロックカフェでさえ倒産するのだから、飲食店に音楽を扶養する体力は無い。それで私は12年前に私の持つ3つの飲食店を売却したが、未だ多くの食器は倉庫に保存している。まあ一軒以上の食器やグラスその他を持っている。この写真にある様に昔から多くのお酒を楽しめた。マニラは太平洋の島々にお酒を運ぶ中継点でも有り、昔から多くの類が集結していたので、35年前は、日本では見られない多くの種類のお酒が有り、私自身ビックリした。うちの店はどちらかと言えば高級店で、50名前後のパーチィも多かったので、赤ワイン大、小、白ワイン、シャンペングラスは常時50個以上は持っていた。写真はその名残、今でも多く持っている。それからシェリーグラス、カクテルグラス、ブランデーグラス、グラッパグラス等々であるが、日本では未だにシャンパン止まりで、シェリーやグラッパは知られていないが、ここでは普通にあるし、うちのメニューにもあった。日本酒も大吟醸、吟醸、にごり酒、一般の酒、スパークリング日本酒、梅酒もうちのメニューにはあったので、ワイン用、日本酒用パケットも普通に使われていた。今の日本の洋酒は効率性による価格を重視し過ぎて、バラエチィが無い。楽しむ範囲が狭いのが、日本の問題だが、逆に日本酒は選べて素晴らしい。それが日本に行く楽しみでもある。マニラ男の手料理はお酒とセットである。(笑)
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