ダイアモンド半導体。こうなると思って38年前に宝飾業から足を洗った。

「お客様、宝飾は永遠の財産です。特に世界一硬度高いダイアモンドや次に硬いルビー、サファイアは絶対的な価値です。」言って売っていたが、しかしソ連崩壊でダイアモンドや金が放出されて、一気にダイアモンドの価格が下落するとか幾つかの危機を乗り越えて来たが、人工ダイアモンドやルビー、サファイアが登場して、鑑定書が必要になって来て、ヤバいなと思い出した。銀行や商社金融で多額の借金が出来るのも、帳簿価格のそうした在庫のお陰。その価値が無くなれば、借金だけが残る。規模は違うが住宅ローンと一緒。物の価値は落ちるが、借金は残る。科学技術発展でいつかは、この3000年の歴史の価値観が崩れると思った瞬間に、怖くなり業界2位の会社に社員ごと買い取ってもらった、買い取ると言うか、譲ったと言って良い。ただ膨大な借金から逃れる為であった。バブル崩壊もあるが、その買ってくれた業界2位の会社も12年後には倒産して、元社員から雇ってくれないかとの相談があったが、私は既に足を洗っていたので、どうしようも成らなかった。しかし、今やダイアモンド半導体(笑)それも、ダイアモンド単体では割れるので、次に硬いルビー、サファイア、これは同じ石で色が変わったもので、我々はこのルビー、サファイアをコランダムと呼ぶのだが、これを貼り合わせて半導体を作ると言う。38年前に辞めてて良かった。そうでなければ、今頃西成で浮浪者になっていた。

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