独身での育児子育てを可能にするシステムを考え始める。観察、思考の為のテーマとして我が母校を例に考え始める。

我が母校の学習院は、一貫性教育が主である。幼稚園、小学校、中学校、高校、大学が敷地内にある。と言っても、本校の大学は目白、女子部は高田馬場、小学校は迎賓館 東宮御所横の四谷に分かれている。小学校、我々は初等科と言うが、私もここからスタートした。私は地下鉄で通っていたが、皇族関係者は東宮御所からの徒歩通学であった。私が中学校、中等部からは男子は大学敷地内にある目白、中等部、女子は高田馬場の女子中等部に通う様になる。その中学生の時に、今の天皇が幼稚園入りの為に新設された幼稚園は、同じ目白 大学敷地内にあったので、毎日その前を通っていた。高校は中学の隣で高等部と言うが、食堂などは共有していたので、高校にいっても、行ったと言う認識は然程しなかったし、高校に成ると大学の学食や大学のクラブ活動にも参加出来たので、大学に入ったと言う認識も然程無かった。勿論、小学校から中学、中学から高校、そして大学に行くには学力試験があり、受からないと留年となる。
まあこれが一貫性教育だが、良い所、悪い所はあるのは当たり前である。自分を例に挙げると、高校3年間の時に大学生が主催する様々な合宿に参加できる、例えば私の場合、冬休みは、1ヶ月間大学のスキー合宿で黒菱小屋にずっといたので、高校3年の時には巡視の資格に近い状態に成っていた。黒菱小屋前の北斜面45のアイスバーンを体制を崩さずに降りる事は、下手すれば命を落とす事もある。その場所での訓練、1日スキーを担いでの登山スキー、風で岩場が残る山頂からの、夕日を仰いでのスキーの醍醐味。そうした経験が出来来た。夜は先輩 三笠宮殿下も含めた音楽や粗末だが楽しい食事。高校生だけでは味わえないものがあり、経験も持った。同じく春には大学テニス部の合宿や乗馬部の合宿等様々での経験もできた。私達の頃は16歳で自動車免許が取れたので、皆んなでで夜な夜な湘南の海に行ったり、一人っ子だった私には兄貴姉貴が多くいて楽しかった。ただそこで思うことは、小学校、幼稚園、託児所、乳児保育所を一貫して同じ敷地内に置いたらどうだろうかと言うアイデアが生まれて来る。 私の頭の中には早速、図面が浮び出てくる。独身ママやパパの生活スタイルをどう捉えるかだが、子供の成長に母親、父親の部分も必要が有るし、私の経験の様に学内に兄貴姉貴も必要だし、弟妹も必要だと思う。子育てで大変な部分は、赤ん坊の夜泣きやオムツ替え、朝食作りや掃除洗濯、託児所の送り迎えである。勿論、仕事も無ければ生計は出来ない。こうした中で、縦割り行政が問題となる。何故小学校が独立し、幼稚園が独立し、託児所保育園が独立していなければならないのか? 知能発達が早い子は飛び級をして、遅い子にはその分手を掛ける。児童数が減ってる小学校。しかし広い敷地はある。まあ馬鹿な建築設計で、これぞ小学校と言う建て方が良いのかと言う疑問も生まれるが、そんな事も考えない役所の既存しか見えない体質。根本問題を大きな視野で見られない役所体質。それを徐々に変えて行くにはどうすれば良いのか。私の頭には既に構想が出来ているが、どっかで見本を見せる必要がある。フィリピンで老人ホームを作る様な変な夢を見始めた。私の頭。笑笑。

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