ファッション・トレンドからビジネスを考え直すのか、ファッション・トレンドを自ら作るのか。

何度も言うが、人間男女が居て社会を成し、そのトレンドから新たなビジネスが生まれる。その男女が気にするファッションはありとあらゆる商品に影響を及ぼす事になる。それは都市設計、インフラ整備、住宅、内装、間取り、家具、店舗設計、等の器産業にも大きな波が押し寄せる。着る物、身に着けるものも大きく変わる。江戸時代の小物屋で売られていた物の大半は今は無い。10年後には、今ある物が無くなっている事は常識で有る。
前回、何故女性はハンドバッグが必要か、何故人はリュックの様な物で物を持ち運びたいのか。などの定義に対して疑問を投げかけて来たが、全て今現在での既存価値であって、次の世界の物では無い。昔々私は、宝飾と言う仕事から、女性用の服を作り、香りの研究から、今で言う香水の調合で売る店を出し、ネールと宝飾、服飾と言う観点から、当時としては珍しかったネールサロンも出した。女性用の服は、店頭に一才服を置かない、ファッションショーを見てもらって、イマジネーションを持って貰って、パターンの中からセミオートクチュールを作ると言う方式で、服に合った宝飾、香り、ネールと言うトータルファッションをやっていた。勿論、ハンドバッグ、高級時計も扱っていた。何しろ人に物を沢山買わせていたのだ。沢山買うと、家の間取りも違って来る。アメリカの様に広い部屋、広い収納と成り、全てが飽食になって行く。しかし、今はどうなのであろうか。そんな広い家、誰が掃除洗濯するの、要らないと言う声が高まっている。これは独身率が40%と言う現実からも分かる。ハンドバッグも家の中でゴミの山。高級時計もゴミ、掃除洗濯にはネールは邪魔。居酒屋行くのに香水は邪魔。高級ドレスはそう言う時にはレンタル。ハンドバッグ10個買えば30万円、ドレス、その他を買って行けば、直ぐに何十万円となる。だったら、中古でも車を買おうでは、そうした生活様式に今の電車通勤をベースにした住宅、アパート、そして事務所の形態がマッチしているのか。はなはな疑問で有る。
私自身、サラリーマンが持つ手下げバックは生涯持った事が無い。16歳の時から車を使っているから、手持ちバックは要らない。ましてやリュックなどは考えた事もない。今はママチャリだが、これは既存の形態の中で仕方ない選択だが、雨の日その他を考えるとストレスは大きい。やはり全員にモビリティ、即ち車を持って貰う必要がある。これは後で言う、独身の子育てでも必要要素で有る。しかし、既存の現実では、車はストレスになる場合も多いい。鉄道主義の社会には限界がある。既に駅前が廃墟になっている駅前は東京にもある。車は一人の人間の力を増すロボットで有る。人間の力が増えれば、効率性が生まれる。独身でも配偶者いる以上の力を発揮出来る。だから更にその効率性を高める住まい設計、事務所設計、商店設計が必要となる。
ファッションもそうで有る必要が有る。必要最低限の物をハンドバッグ無しに、車から手ぶらファッション。ライフスタイル。

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