変わるレジャー の形態で温泉街は生き残れない。最後に行った別府でもこれでは生き延びられ無いと勉強した。マニラの夜も同じ。
いや1985年までは私も日本で商売をしていた。80名程度の小さな会社だが、田中角栄の所得倍増計画を目指し、うちの誰一人、年間所得500万円以上を目指していたが、ほぼ達成していた。それでも利益があったので、毎晩社員を連れて夕食。更に税金払うならと社員旅行と豪華に温泉宿によく行っていたし、ハワイ社員旅行もしていた。まあその頃は温泉宿の予約が出来ない。列車やバスの予約ができないと幹事が頭を悩ましていた。今に思えば笑い話で有る。それから35年が過ぎて、日本の正規社員の給与平均が450万円、非正規雇用者は200万円ちょっと。。。これでは温泉街は日本から消える筈だ。別府だって私が行った時はお客の80%が韓国人だった。もう韓国人も来ない。別府も亡くなる運命で有る。客を囲い込んで、飲み食いからショーまで自分の場所で消費してもらう、お金を落とさせる、こうしたシステムがお客から嫌われた。と言うか支払いが出来なくなったと言う事で、客が減れば、建物、器に金を掛けすぎた旅館側の負けとなり、廃墟化。廃墟化が始まるとちゃんとやっていた宿までも連鎖で潰れて行く。今の日本全国全がそうで有る。スキー場も同じ。ゴルフも一時1500あったゴルフ場も700以下、それでも会員が年会費を払ってくれる人の割合が減れば、更に廃墟になる。大型遊園地もそうで有る。国民の所得を増やさ無い限り、この現象は止められない。フィリピンの夜の世界その他も一緒で、格安航空券が無く、割引に応じたホテルも、ホテルごと無くなった今。マニラのブスな女の子と遊ぶには、高いコストで有る。温泉街を賑わせた枕芸者や枕マッサージとセットで客を呼んでいた温泉街のセット料金が約5万円。しかし廃墟化。それより面白いとされたマニラお遊びツアーだったが、今は往復飛行機代で昔の価格の6万円。サラ金で借金してまでも、日本でポケットを心配しながら遊ぶのでは無く、お殿様にしてくれるフィリピンだったが、行くだけでポケットが寂しくなる。フィリピンの夜の街も終わり、それを当てに出てきた飲食業その他も死滅する。
これは仕方ないが、しかし、何が次のレジャーになるのか、最近流行っている 道の駅、RVキャンプ場、等々だが、35年前の1万円は今の3000円程度の価値しか無かったが、逆に言えば、今の3000円は一万円の価値で考えないと行けないと言うことになる。今年の日光は大人気で大渋滞を起こしたが、無料駐車場の争奪戦が凄かったようだ。有料駐車場が1500円だが、それすら払いたく無いと言う現実。私が言っている非正規社員でも時給1750円で年収420万円を達成したとしても、35年前の状態だ。だがやる価値は十分に有る。漁業従事者は結構金回りが良いが、農業従事者も時給1750円を実現したい。
今私が考える日本片足作戦では、この「次のレジャーは何だ」もテーマの一つだ。
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