独身率が今の様に40%近かった江戸庶民生活から、食生活を学ぶ。90%が惣菜を買う生活。自分では飯を炊くだけ。
以前に言ったように、将来の飲食店の売上は、店頭売りが20%、出前が30%、仕出が50%となると予言したが、その原点は江戸時代にある。当時は地方からの出稼ぎが多く、男女共に独身が多く、いまの日本の状態と同じで有った。故に家でちゃんと炊事をする事は少なく、ご飯だけは炊くが、後は、朝、昼、晩と惣菜だけを買う。それは物売りが家まで売りに来たり、道端で売っていたり、朝晩の銭湯通いの所に有ったりと至る所で売られていた。また結構広い場所では、そこで酒は売っているが、食べるものは自由に持ち込める場所は多く有った。正しく合理的な生活ぶりである。
今は、旅館も飲食店も1箇所で、その客に幾ら使わせるかで競い。内装や看板を良くする事に溺れているが、所詮商いは人の欲求を満たすもので有り、客が精神的に井の中の蛙にしない事が客を喜ばせる事である。物は家賃が高くて、内装が良い程、価格は上がる。
しかし、出前は大変だ。仕出 ケータリングも大変だ。しかし、それをロボットがやってくれれば、キッチンも広く、料理にも気が回る。
今飲食店で食事すれば、1000円近くかかる。3食、30日で、9万円の支出は高い。独身で3食外食で月額4万円に抑える工夫が必要だ。
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