新大統領のお父さんの意を継いだ、この点だけは認めるが、40年の月日、もう遅いかなぁ。
マルコス旧大統領時代、癒着悪政で知られるが、国民の教育には凄い力を注いでいた事は事実で、テレビ放映権でも最低40%は教育番組を作れと命じたり、今は私立学校はウドの筍のように増えているが、当時は公立学校も増えていた。アキノ政権からは民族主義と言う事もあったのだろうが、タガログ語教育に専念、しかし言葉がタガログ語にしても、タガログ語で読める本を作らなかったので、私に言わせれば愚民政策で国民の考える力を落とし、金で選挙票を集める、都合の良い国民を育てて来た。当時は教育レベルはアジア一番で、世界82位、今は世界108位でアジアではバングラデシュ並みの地位。私はずっと昔、このままではいけないとタガログ語の本を作ろうとしたが、出版社に断られた。英語の本は1000ペソでも売れるが、タガログ語の本では100ペソでも売れないと簡単に門前払いを受けた。確かに、フィリピンでジプニーの中で本を読んでいる人はいない。こうした理由も有り、私は絶対にタガログ語は使わない、覚えないで37年間を過ごして来た。笑笑。 もっともマルコス大統領は国民を愚民化しなかったので、ピープルパワーに敗れたのは皮肉だが、新大統領マルコス氏の最初の国会演説でこの言葉が出て来た事は嬉しい。英語が出来れば海外に目も向けられる。だからマルコス時代には、製鉄所や国産自動車産業もあった。マルコスが嫌なら海外にも出られた。故に1ドル2ペソの通貨が1ドル1500ペソまで下がったのも、優秀な国民の知恵であった。
しかし、当時若者であった人でアメリカに逃れた人達は、今度はベトナム戦争の徴兵を嫌って、お金を持ってまたフィリピンに帰って来た事もあり、マルコス以後のフィリピンは第一期のバブル期となり、私も不動産転がしで儲けさせて貰った時期である。しかし今は裁判所の法廷で英語が喋れない犯罪者が、フィリピン人同士なのだから皆解るだろうと思うが、法廷がタガログ語ー英語の通訳を雇い、英語で法廷書類を作ると言う茶番も起きているが、今フィリピンの低層国民の70%がまともな英語がわからない。日本人の英語より酷い状況になっている。既に遅かりし。。
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