飲食業形態に理想のコストがあるが、無理して作った売上予想には到達しない現状。いつかは力尽きる。

飲食業にも、理想の収益パイがある。売上予想に対して、食材費30%、人件費35%(日本)(フィリピン10%)、諸経費電気ガス含む5%(フィリピン30%)、家賃10%、償却費10%、利益10%と言うパズルの中で、食材費高騰、客寄せの為のお酒を安くする→食材原価が上がる。客単価を上げる→客離れで売上が減る。人件費は大箱にすれば人件費は上がる、小箱では客席数が減る。日本では駅ビル等で小箱。地方国道沿いでは大箱。となるが電気代その他の諸経費でも大箱は経費増大、小箱は良いが、家賃が高い。平米5万円、坪18万円、10坪で180万円。この家賃での理想売上は月1800万円。1日60万円の売上は不可能である。故に駅ビル一等地は宣伝費と思える大企業や地方自治体の協力金以外は不可能となる。地方で大箱で家賃20万円、しかし予想売上の200万円、1日7万円にするのが難しい。又客単価も上げられない。俗に言うジレンマである。大型チェーンは何しろ売上を全体で上げて、食材仕入原価を落として、仕入コストで調整を試みているが、今度は輸送費などで思うようにいかない。 後残された道は、大家が家賃を落とすしか無い。しかし大家は銀行借り入れの関係から家賃を落とせば、融資対象から外される。結局、6割が破綻。無理な賃貸を強いた大家も破綻と言う道がそこに続いている。ご苦労様。

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