数奇な道を歩んだ私の持つ施設。37年前の夢、マニラに老人介護施設を作る。しかしフィリピンの医療高と無保険。
フィリピンにお墓まで作ったのに。。1997年のアエラに紹介されてから流れが変わり、NHK1時間特番や2度の新聞トップ記事になって、年間700名の方が見学に来る様になり、順調に推移した老人介護施設も、将来の国を考えられないフィリピン政府によって裏切られた。フィリピン厚生省に老人施設の基準を作ろうと提案したがあれから30年、タイやマレーシアでは素晴らしい基準が出来上がったが、フィリピンは未だに無い。医療保険の必要性を言って来たが、現状のマイナー手術をして1週間入院したら100万円以上掛かる現状に対して保険が無い。当時は無かったが、今あるヘルスケア保険は25%しか補償しない。家に夢を抱いて来た老人達がこの重圧で破綻して、家が面倒を見なければならない状態まで来て、日本大使館前に捨てる訳にも行かず、馬鹿な高速道路建設で、今まで25円の通行料を500円に上げて、それまでは空港送迎は無料にしていたが、それも出来ずに、送迎料金を上げると言えば、何も知らないお客からは文句を言われる。始めた時は、部屋代、施設内医療、食事、介護人付きで月12万円だったが、物価高で値上げ話しをしても聞く耳が無い上に文句を言う。一時は200名いた介護人の給与は今まで上がって無いが、それ故に、盗難疑惑が多数発生。このままではやっていけないと決心して、15年前から募集も辞めて、追い出す訳にも行かず、自然減を待って10年、施設を研修センターにした。しかしPOEAフィリピン人材送り出し政府機関の新しい長官が、日本に送り出しても、給与が他国に対して安いと馬鹿な発言をして、日本の外国人労働市場からソッポを向かれている。本当にフィリピン政府はビジネスの邪魔にしかならない。それはルフィの刑務所を見れば良く分かる。こんなフィリピンで仕事を続ける事は疲れるだけだ。官民一体などは無い自分のポケットだけ。疲れる。
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