何だ馬鹿なシステムと構築思想を反映したマイナンバーカードの不具合。住居が移っただけで問題が起きる。地方無し。国に統一。
不具合があった「証明書発行サーバ」とは
不具合があったのは、各自治体ごとに構築されている「証明書発行サーバ」と呼ばれるシステムです。
このシステムは、それぞれの自治体で、住民基本台帳を管理するシステムと結ばれています。
「証明書発行サーバ」は、自治体の庁舎内に設置される場合と、クラウド上に機能が置かれる場合があり、それぞれの自治体ごとに管理されています。
コンビニエンスストアのマルチコピー機で証明書の発行をする場合、国と地方公共団体が管理する「J-LIS=地方公共団体情報システム機構」が運営する証明書交付センターと、公的個人認証サービスセンターにデータが送られ、個人情報の照合が行われます。
そのうえで、全国の自治体などを結ぶ専用の通信ネットワークを通じて各自治体に通知されます。
通知を受け取った自治体は、住民基本台帳を管理するシステムを使って本人の情報を照会し、「証明書発行サーバ」がその情報を受け取って、証明書のPDFデータを作成します。
この際に、何らかの不具合が起き、別人の証明書のPDFデータが作成されたものとみられています。
このPDFデータは、証明書交付センターに送信されて偽造防止の加工が行われた後、マルチコピー機に送信される仕組みです。
「証明書発行サーバ」のシステムは、自治体ごとに発注され、富士通Japanは、このうちおよそ200の自治体から受注したということです。
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