私の33年のフィリピン・ビジネスで生き残る為の裏技!・その3.マニラの飲食業。

その1では概念論 https://www.munetomo.club/posts/6356311 その2では不動産情勢の変化 https://www.munetomo.club/posts/6408194 とお話ししましたが、今回その3は飲食業。昔は儲かった飲食業だが,ここ5年前からやった人は、何考えてるの?と言うしか無いし、ましてや今からやる人は、気違い沙汰としか言えない。なんでちゃんとした計算が出来ないのか不思議で仕方ない。いや名前だけ出すので、赤字でも構わないという人は別だが、でも最低、現地でトントンでやりたいと思うのが常識。しかしその常識は、既に5年前からその常識はフィリピンには無い。出したら絶対に大赤字になる。それは大小あるが毎月40万円は赤字に成る。私は9年前に売って飲食業から撤退した。買った人(フィリピン人)は当然に赤字転落で今は倒産して何もない。

何故私がそう言えるのか? 簡単な例として、やきとりを考えてみましょう。日本ではやきとり店で1本50円から売っている、マニラでは最低1本100円(50ペソ)から150円までの価格で売られている。 ここで倍以上の価格に成るのは何故か? では価格が倍になったらお客は来るのか? という問いの答えを考えれば解る。まずフィリピンでは、食材が倍以上の価格である。え!倍以上? 野菜は3倍、肉は2倍、魚介類は3倍。これは栽培者、畜産事業者や漁業者の能力、資金のな無さ、それにまして倉庫、運輸の未整備と卸業者の家賃高、マネージ問題の要素がすべてこの価格を構成している。故にマクドナルドの価格が日本の倍に成っている。(マクドナルドインデックスより)その上に品質が悪く、フィリピンの養鶏場では1.4kgで殺すが、日本では2.3kgまで太らせる。豚も90kgで殺し、日本では130kgなのだが、このようにやせ細った肉なので、日本と同じやきとりを作ろうとすると、輸入品に頼る以外無い。しかしフィリピンの税関は、ご存知のように不透明な部分が多くなり、遅い高いがここでも出てくる。これはやきとりの例だが、すべてがこの問題を持っている。

こうした問題を、今出店しようとしている日本人は判っているのか?

次に家賃問題。今ビルの一階を借りると平均1平米1200ペソ。2500円です1坪に直すと8250円坪単価です。もしこれがモールに出したら、売上に対し10%の管理費が加算されて掛かります。

150万円の売上を20坪の店で考えると、165000円の家賃。1日の売上が約5万円です。飲食業の一般的考えで行くと、売上の10%が家賃です。しかしもしモールなら、10%が加算されるので、16万5千円+15万円で31万5千円。150万円の売上では、家賃比率が20%になってしまいます。また、1日5万円の売上即ち約2万5千ペソを昼夜6時間で売るには、時間あたり4千2百ペソ、大体1万円を売らなければなりません。故に本来なら客単価500円で1時間あたり20名のお客、それで6時間で、1日120名のお客が必要ですが、それで1日6万円の売上になります。これではお客が120名数に成ることは、不可能という事から、客単価1000円(500ペソ)となり、1日60名で計算し、昼30名夜30名と考えるのですが、しかし、い20坪の場所にキッチン・トイレを置けば10坪前後で満席状態が30名です。では2回転するのか?私が始めた1992年はマニラの日本食店が30軒前後で、バブルは崩壊していたが、まだ金使いが激しい時代、客単価が4千円近くて、4回転していたので凄く儲かったが、計算上ではマニラに昼飯や夕食に1000ペソの金を使える人が道に1万人いたとしよう。マニラに日本レストランが30店舗なら333人が来る可能性がある。しかし今マニラに500店舗の日本食レストランがある現在、1万人を500で割ると一店舗あたり20人しか可能性がない。まあ1万人が、マニラの経済向上で上がったのか? 何度も言うがフィリピンの給与は20年間上っていない。1万人なのかは別として、これは日本レストランだけで、他のレストランも30店から500店に16倍に増えていて、それに対してお金持ちが16倍増えたのか? それは決して無い。それは新車販売台数が他のアジアと違い、ここ20年で30%しか伸びていない。😢

その上、国策で直接投資を増やすために、テナントには出ていく時には内装は全部壊させ、新たなテナントには素晴らしい内装にしてほしいと言ってくる。日本では内装は1週間以内に終わるが、馬鹿なここでは2ヶ月掛かり、凝れば凝るほど、雑になる。こんな馬鹿な商売地に1千万円の内装したら、5年償却でも17万円も毎月経費と成る。私が最後に開けた店は、内装付きの店を探し、それにちょっと手を加えただけなので、初期内装費は20万円だった。私の理念は償却は1年、長くても2年だ。

故に頭打ちの売上150万円で家賃、モール管理費、償却で売上の35%になり、日本での食材費は売上の30%以下だが、ここは幾ら管理しても40%以上と成る。即ちここまでで売上の約80%になるのに、どうするのか? 不可能なビジネスだ。

私は未だに飲食を1つだけやっているが、私の施設の学生食堂だが、今は1日600食、9月には1日1000食になり、月では3万食をやることに成るが、私の施設なので家賃はセロ、メニューが1つなので、計画購買が可能なので、これはちゃんと儲けている。😁

Atsukuni Munetomo 棟朝淳州

フィリピンに来て32年。多くの教訓を得ました。この度そうした教訓を皆様の海外生活で少しでも何かのお役に立てばと思いこうしたサイトをオープンしました。

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