あの恐ろしい10年前の記憶が蘇るか・台風第28号 (カンムリ)

フィリピンでは、2009年9月台風オンドイにより、180年に一度と言われる記録的な降雨を伴い、マニラ首都圏を含め国家経済の中心地へ広範囲にわたる洪水をもたらしました。

元々マニラはゼロメーター地帯が多く、大雨台風で海側の洪水もあったが、耐えきらずダムも放流したので、マニラの琵琶湖の2倍のラグーナ湖が増水し、これが大きな損害となった。海側は海に満潮が引けば自然に水がなくなるが、湖側は2か月以上水が引かずに、多くの場所が洪水のままとなった。普通はマカチィに居れば安全とされたが、この時はマカチィでも濁流が道を覆い、ひどい処は2階屋ですら水があがり、その後一部のマンションでは水が引かず、電気も来ず、水も来ずで3日間マンション内に閉じ込められた地域もあった。それでもマカチィだが、他のマニラ地域では地下車庫の車は全て水に浸かった。故にフィリピンの泥弱な保険会社が幾つか倒産した。我々ロータリーの当時のクラブでも日本やシンガポールの支援を受けて、2万食以上の炊き出しを行った。しかし、泥弱なフィリピンの物流は1週間以上混乱し、野菜その他の食料品は底をついた。こうした経験をしているのでマニラの高台であるBGCに今は住んでいる。しかしこのコース直撃かもしれない。

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