10年前から言われていたタガイタイ・タール火山の大爆発

昨日日曜日の1時過ぎに観光地であるマニラのマカチィから直線で約50km、首都圏最南端の市であるモンテンルパからは35kmにある、標高1000mのタール・カルデラ湖はマニラの観光地として、最近目覚ましい発展をしていたが、昨日大爆発を起こし、日曜日で大混雑をしていたが、火山灰が雪の様に積り、更なる大混乱となった。マニラでも夕方には少量で有るが火山灰が降ってきたので、空港は一時閉鎖された。

10年前から湖水温が2度上昇し、世界的にも大爆発の予想が出ていたので、私は投資しなかったが、新たなる別荘開拓やマンションが乱立し、この10年で様変わりをしたが、やっぱり投資しなくて良かった。タガイタイにある施設では一時うちに避難したいという問い合わせもある。現在一次避難勧告が、湖の対岸地帯には出されているが、今後タガイタイ全域に広がる可能性もある。

今フィリピンでは南から北へ地震が多発している。昨年はタガイタイの南側にあるバタンガスで震度6以上の地震を3回記録しているし、昨日はミンダナオ・ミサミスオリエンタルの沖合でM5.7の地震も発生し、5mの津波が海岸に押し寄せた。

フィリピンは過疎地が多いので人的被害があまり大きくないが、フィリピンの経済の70%が集まるマニラ。やっちゃイケない一極集中都市。その上、琵琶湖の2.5倍のラグーナ湖というが、実はラグーナベイ、即ち湾で有った入口を溶岩や火山灰で塞がれた湖でその塞いだ狭い所に、スペインが目を付けて要塞を作りそれがマニラの生い立ち、マカチィやBGCは一番の高台で岩盤地帯なのだが、BGCの横を通るC5環状5号線の下は、マニラの南から北を横断する活断層で、BGCでも環状5号線に近いエリアはもし、震度7が襲った場合、かなり危険であるので、私は反対側のマカチィに近い所以外は住まないし、高層ビルには住まず、現在2階だが3階以上には住まない。歪はタガイタイまで来た。後はマニラがどうなるかだが、何年かも知れないが、時間の問題ではあるが大型地震はくる事を今回証明した。

マニラは50万戸以上この10年でマニラに建てたマンション。マニラの殆どが地盤泥弱地帯。その上に海岸の埋め立て地は更に泥弱で、地震が来れば崩壊、崩壊しなくても1m以上の地盤液状化で動けなくなる。

私はこれと人災(バブル)もあって、マンションは全て売った。フィリピンの保険会社では払えない。オンドイ台風であれだけ車が水に浸かった、とは言っても福島の様な事は無いが、保険会社がデフォルトを起こし2社が倒産した。

さあ午後からタガイタイから緊急避難してくる日本人40名がうちの施設に来るので、出かける準備をしないと。。。

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