貴方は「有能な怠け者」と「無能な働き者」? フィリピン社員教育
ナポレオン曰く、「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である」これは正解である。フィリピンであろうと、日本であろうと。この原理は変わらない。フィリピンの場合は、「有能に見えるが、実は無能な怠け者と最初から無能な怠け者」しか存在しない。(笑)これを如何に「有能な怠け者に」育てるかが社員教育に課せられた使命である。フィリピンで失敗する人はフィリピン人の女房であろうが、その女房に任せた商売であろうとこの教育無くしてフィリピン生活、またはビジネスをスタートした人は絶対失敗する。前に正月の今回のビジネスのNodes ビジネスの結び目について話したが、フィリピン人はこのNodeを理解しない。即ち、何が何に繋がっていて、ここを締めると、これに影響すると言う関連性を全く考えてもいなし、考る事すら分からない。私の社員教育も中盤を迎えて来た。最初は私コンピュータ分かります。携帯も分かります。ではこう言う使い方判るか、このアプリを使っ事ないか、これとこれは如何やって繋げるのか、このデータの保管と使いやすさは、。。と矢継ぎ早に攻めていき、この人物が事前に信じていた能力が本当は何意味が無かった事を思い知らせる。自己破壊させる事が必要で、ここで逃げ出す奴はそこで終わり、幾ら期待しても、此方の時間と努力が無駄である。ましてや、日本人が能力が無く、自分が出来ないから、任せるとなった瞬間に、フィリピンでは全てを失う。まあ今回の彼はここを乗り切ったので、次の段階に進む。フィリピン人、いや日本人でもそうだが、だれでも自分が間違った事を明確に指摘されるのは嫌だが、何が間違ったのかハッキリするものをで作らせる必要がある。それがフローチャートである。すべての工程を明確にして、全体像を認識させる。誰が主体でこの工程が存在するのか勿論、お客様であるのだが、そこがフィリピンには理解出来ない。現在時間は掛かるが、お客様の目線で見た、システムのフローチャートを作らせている。
まあやった事が無いのだから、多少時間は掛かるが、これがしっかり頭に入っていないと、何が起こっても、私がなにをいっても、要点が解らずに、Yes sir と言われても、無意味になる。これを「愚かな怠け者」と言う。私は「優秀な怠け者」以外は自分の側には置きたく無い。
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