日本人も昔はちゃんと使い分けてたよな。。今はうう〜日本食の変化。
昨日の私のマクドナルド、インデックスの話や今のフィリピンのビッグマックは、アメリカオリジナルのビッグマックとは、似ても似つかないもの、
と言う話から、皆さんが日本食のオリジナルとは何かと言う話に花が咲いていたので、私の意見を少し言いたい。
私は日本食のオリジナルは、大平の世である江戸時代に構築されたものが、いわゆる日本食のオリジナルだと考えている。勿論、日本食のメインは、パンでは無く、ご飯である。ご飯を中心に考えられた様々なバラエチィである。又、酒は米から作られているので、お酒もご飯であり、お金の原点である穀高もお米が中心となっている。江戸時代に寿司や様々なご飯や酒を中心にしたものが創作され、四つ足禁止令に於いて、野菜や魚中心の食文化を形成している。当時は今の若者の様なデブは居なかったとも予想される。それが日本食の健康論に繋がっているとも考えられる。私は副業として飲食業をやって来た。日本にいる時は半洋食的な飲食をやっていたが、フィリピンに来て、どちらかと言えば伝統的な日本料理店をやって来た。「小庵」とか、無理やり引き継がされた「ふるさと」とかである。故に、社員教育には気をつけ、正しい日本食のあり方を常に教えていた。以下は私が100ページに及ぶマニュアルの一部であるが、うちは何時も女子には着物を着せていたので、着物の歴史や着方も有ったりで、100ページになってしまったが、それを毎週、試験を行なっていた。それと比べると、今日本人がやっている日本料理店は江戸後の料理が多いいが、お皿の置き方ひとつ見ても、フィリピンだ。オリジナルの教育がなっていない。(笑)店主の方も、若いと言うか、中途半端な時代の人が多いのだろう。
お解りの様に、日本食にはテーブルマナーが有る。ご飯がある時の並べ方、ご飯がない時の並べ方がある。西洋料理にもテーブルマナーがあるが、テーブルマナーとは、如何に合理的に食せるかを考えた結果から来る。フィリピンの様に凶暴だと、スペイン人が、ナイフとフォークをスプーンとフォークにして、自らを守る様にしたテーブルマナーが未だに使っているのが、可笑しいが、それを含めて文化なのであろう。だからフィリピンにはオリジナルが無いと言える原点でもある。フィリピンのオリジナルは手で食べる事で、箸文化もナイフフォーク文化も無い。最近貧しさが助長され、手で食べるフィリピン人が増えている。まあそれが前々日に書いた、これは進化か後退かと言う疑問を私の頭をよぎる原因でもある。
又、日本には食器文化が存在する。その代表的なものは、皿か鉢に大きく分けられ、サイズも4寸、6寸、8寸 それ以上と乗るものに応じて異なる。これは目を楽しませるのみならず、配列の美しさを楽しませる事にも重要な要素である。何度も言ってすまないが、フィリピンにはこうした文化は無い。庶民は割れないプラスチックの大皿とお椀しか家には無い。包丁もものを切るのに種類は無い。昔の日本人は衛生面でも考えが深かったとも言える。普通のフィリピン人は、カンオープナーも無いので、包丁でカンを開ける。最初は何でうちの高級な包丁の先が刃こぼれするのと思っていたが、これが原因でなんでもこじ開けるのに包丁を使う。ビンの栓抜きも一般の家には無い。器用なんだね。スプーンで開ける。ワインなんて持って行ったら最後、ワインオープナーなんて、近所横丁まで探しに行かせても、そんなものは無い。だから、仕方なくこうしたマニュアルを作った訳だ。ワイングラスも知らない。ましてやシェリーグラスやロックグラスも知らない。日本レストランを問わず、これじゃ無くて、ロックグラス頂戴と言って分かる奴はいない。プラスチックの皿やコップしか洗った事が無い奴に
こうしたグラスや皿を洗わせると、破れると言う事が解るが、こっちはその度に泣く事になる。ああフィリピン。ああ飲食業はしたく無い。ここから又教える気力が無い。涙。悲しいかな最近の日本人も知らないもんな。
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