フィリピン銀行金融事情は日本町金と同じ。発展しない理由は一つ。

フィリピンで銀行口座が持てる人は、全人口の2%程度。優良会社の社員は会社の保証でATMカードを持っているが、会社が最低通帳残高5000ペソ 1万円を保証しているので給与支払いの為に持たされているだけ、残高0でも使えるが、会社を辞めれば、5000ペソ1万円は維持出来ないので、毎月お金が引かれるので結局本人が解約して、元の普通の銀行口座の持たない人になる。だから日本から彼女に送金なんてなるとユニオンやその他の送金屋に頼まなくてはならない。しかし、今は惚れてるかも知れないが、銀行口座を持ってない人が将来設計が出来るのかは、良く考えれば分かると思う。
フィリピン最大と言われる銀行でも資産規模では日本の何処かの地銀以下である。では日本では生き残りが難しい地銀以下でであるフィリピンの銀行が生きてるかは、金利が高い事以外に無い。中産階級が増えたとホクホクして、クレジットカードを多く出したが、支払い不能者が急増している。
私は以前はクレジットカードを使っていたが、ちょっと返済を遅延したりすると異常な金利をつけて来る。その金利は25%年利であるので、オチオチして居られない。それで今は、クレジットカードの残高を0にして、万が一現金が不足しても使える、デービットカードを使う様にしている。ご存知の様に
デービットカードは自分の銀行口座から引き落とされるので、残高が無ければ払えないので安心である。最近のATMカードは全てにその機能が付いている。故に今まではコンピュータでの決済もデービットカードを使っている。少額しか入っていない口座を使うので、もしハッキングされても、口座のお金だけが被害に遭うだけで済む。だから今は、プラチナカードを持っていて、1000万円でも買い物が出来ると言ってる奴は余り意味がない。自動車屋に行ってデービットカードで払える奴の方が凄い。(笑)
さて以下の私に送って来たメールを解説しよう。要は貴方のクレジットカードで100万円貸しますよと言ってきている。まあちょっと前なら有難いが、何か動ても金が儲からないご時世には危険な誘惑である。返済期間は36ヶ月3年で毎月定額返済。月々34000円、とここまでは良いが、金利を見ると、年利が約13%と毎月のadd onが約0.59%で、これでは100万円借りて3年間125万円を返す事になる。日本の銀行なら年金金利が4%として、年間金利が4万円しか掛からない。フィリピンでは今、有料企業への貸付が年間約8%、一般はこの13%近い金利を取っている。言わば町金。
ではどうしてそうなるのか? 銀行口座を持っている人が少なく、大資本の企業が少ない。言わば儲ける先が少なくて、少ない所から沢山儲け無いといけ無いから。と言う結論になる。しかし、故に今までは不動産に頼った貸出しを主だって行い、不動産で息を継いでいたが、さて今後はどうなることか。
だから、不動産に偏らず、トヨタ銀行のメトロ銀行が堅いと思うのが、私の論理である。如何でしょうか。例えばPNB 銀行は不動産問題とフィリピン航空問題のあった系列のアライド銀行を吸収した訳で、一番窮地にある銀行と言えよう。だから口座開設に必要書類を持たない日本人に簡単に口座を作ったりしているのでは無いだろうか? まあ憶測ですが。。

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