既に世界中で不動産の価値は無いと考える。

私が目黒碑文谷の土地を私が20歳の50年前の時に坪40万円で買い、その後は様々な土地を転がしましたが、碑文谷は最高値坪650万円、でも今は100万円以下です。50年間で結局の所、倍にもなっていない。 マニラでも35年前に最初のマンションは平米12万円で買いましたが、当時のペソ換算ですが、ペソが3分の1に下落しましたので、今の価値、平米10万ペソは円で換算すると20万円です。しかし、この平米10万ペソも眉唾もので、実際は平米5万ペソ位と評価すると、平米10万円しかなりません。日本は円が安定していますが、フィリピンの様な国は通貨が不安定でインフレ分は必ず通貨が下がります。私の例でも35年前の日本円価値といまのフィリピンの不動産価格の円換算では変わらないのです。 即ち、50年間不動産で儲けたと思っても、計算してみると
円換算の不動産で持っていても手持ち資産は変わらないのです。だから転がす事なのですが、その時は差益があるので、波瀾万丈の人生を送らさせて貰いましたが、結局、そのまま持っていれば不動産価格は変わらないのです。土地が上がると言うのは迷信です。(笑)
土地の価格はその物件の収益性です。ホテルもダメ。貸しビル、貸店舗もダメとなった場合、向こう10年、収益を維持できる物件を持つ方が良いかと思います。しかし、それが今何なのかが問題になっています。自宅を住宅ローンで買う。馬鹿馬鹿しい事です。ローンの金利は買った家の倍になり、ローンを払い終わった時には老朽化して、結局は住宅は金食い虫。生涯収入を食い潰し、その上に、売ろうとすれば、半値以下。
私の日本とフィリピンでのバブル経験から結論を言えば、サーファーと一緒で高い波が来て、転がして楽しむ。10%や20%の値上がりじゃ、譲渡税で国に利益を持って行かれて、何にもならない。不動産をずっと持っていても何の得にもならない。注ぎ込んだお金をただ住むだけでは回収出来ないので、結局売って損をする。家を持つのが夢と言う人には悪いが、家は儲け無ければ、生涯収入を食い潰す元。儲かる家、損しない家を考えるべき変革の時代。

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