保存版必見。これを基準に考える。フィリピンの土地代と建設費(内装を含む) 日本もそうだが、田舎の土地代は突っ張っている。

私はマニラ郊外に28軒の貸家を持っている。その土地、建設費を紹介して、皆さまの参考になればと考えている。
土地は日本人が買えない と言う事は嘘である。だから私はフィリピンを選んだ。結局徒労ではあったが。。。だから移住は勧めないし、旅行は良いが、治安や交通の不便、食事が美味しくないので、旅行も日本の方が良い。さて、フィリピンには6:4と言うルールがある。外国人は4でフィリピン人が6と言う意味だが、土もその中にある。即ち日本人でも40%は所有できる。これが全く無い他の国では自分の権利を守れない。この40%を基軸に他の60%をどう管理するかには、様々な方法があるが、一般的には結婚しても、別れる時もある。結婚したフィリピン女性は離婚は出来ないが、土地建物の名義が自分なので、男は追い出される。又は勝手に売られてしまう。だから土地を買う時には自分の名前を40%入れる。全部のお金を出したなら、他の60%に担保を付ける。そうすれば、権利は日本人に有る。フィリピンの不動産を考えた場合の鉄則で有る。だからマンションと言う事になるが、マンションが何故日本人名義になるかは、同じ理由で、区画された全体の40%以内で有るからだ。
フィリピンの経済はマニラ一極化している。マニラ70%で他の地方で後の30%、その中にはセブやダバオが有る。故にマニラの土地価格と地方の土地価格は所詮50:1の割合でしか価値が無いが、しかし日本でもそうだが、東京の価格がこうだから地方はこうだとはなっていない現実はあるが、東京価格より高いと言う事はあり得ない。この原則はフィリピンも同じで、商業地を除いてマニラ郊外の土地の価格以上になる事は、地方では無い。
ここ迄の原則を頭に入れて、マニラ近郊の土地価格を考えて行こう。マニラ近郊で1平米1万ペソ(2万円)以上の土地は無い。高い事を言ってる奴は無視して買わなければ良い。原則を破る事は損になる。詐欺師の原理は人を急かす事、急いでは生涯の損である。では私の例としてマニラ郊外、マニラ中心部から車で40分程度の土地を考える事にするが、その前に、誰がフィリピンで家が買えるのかとなる。フィリピン人がフィリピンで働いて家が買えるのか。Pagbigと言う住宅保険の融資で買える住宅は28万ペソレベルで、50万円であるので、土地も15平米そこそこの長屋しか買えない。では一般的な家は誰が買えるのか。
出稼ぎ労働者の送金もしくは貯蓄で買う、と言うのが95%である。その他は外国人 日本人に買わせる。それしか無いのである。この基本も頭に入れて置く必要がある。再び売る時もこの原則に乗らないと売れない。
さて、写真の貸家、築15年である。私の設計で建てたものであるが、絶対にガレージ付きが私の設計思想。他の2階建の場合は車3台が入る。この考え方を逆算すると、土地は最低100平米は必要となる。これを先程の最高額1万ペソで掛ければ100万ペソだが、そんな事は無い。実際この土地の価格は即売りを考えると1平米3500ペソで、総額35万ペソ(70万円)である。ここから300m歩けばバスターミナルでマカチィに行ける。
では建築代だが、建築にはA工事、B工事、C工事とあり、Aは駆体まで、Bは床、碧装、屋根迄で内装は含まれていない。このB工事までを見積もると、大体1平米あたり9000ペソである。勿論必要な配管、配線はしてある。なるべく外配管にした方が、後での修理には手間が省ける。フィリピン修理ばかりだから、これは忠告。例えばこの2階建の面積は120平米なので、9000ペソを掛けると約100万ペソとなる。それからタイルや台所、エアコン、ドアや洗面台、照明、シャワーや浴槽を、こちらで買って届けて、ペンキその他も手配する。工期は1ヶ月。部材はフィリピン中国製で安いので、その材料費が20万ペソ(30万〜40万円)、その工事人や最後の仕上げに払うお金が約10万円。土地代35万ペソ+100万ペソ+20万ペソ+5万ペソ=160万ペソ(320万円)で出来ている。家賃は15000ペソ(3万円)なので、既に10年以上貸しているので、3万円x120ヶ月(10年)で360万円の元を取っている。この家は私が建てた家では一番お金を掛けた家で、他の平家の場合は、殆どが土地代70万円を入れて240万円以内で建てている。
ここにあげた数字を参考に家の評価に使って下さい。それにまたマカチィやBGCでも38平米位のマンションでも30,000円程度しか貸せないのですから、この原則に従うと4,000,000円以上の価値は無いのです。だが今馬鹿でそれを1000万円と言っている。その価格で買ったら人生駄目になる。

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