政治学。フィリピンの教育レベル低下問題と今後の不安。教育レベル低下の地域が拡大のフィリピン。

現在フィリピンの教育レベルランクは世界106位の様だが、私の来た35年前は86位でアジア一位で有った。私はこの国の将来に期待していた。このまま行けば日本を超えられる。とね。しかしそれは真逆の進展で有った。理由は政治体制。旧領主様一族が未だに、上院下院議員を牛耳っている。即ちこの旧勢力の独裁国家で有った。国民は既に政治には逆らえない。名目有権者は金の力で抑えられ、実質有権者にはなり得ない。セブでこの度、領主であるオスメニアが初めて敗れた。簡単な理由で、オスメニア側は通常の一人1000ペソ、大統領側は一人2000ペソ。ミンダナオ出身の大統領はミンダナオとセブを制圧して、マニラに集中する富を分割したいと言う考えだ。しかし、この圧倒的な教育レベル格差はそう簡単には進まない。日本も地方によって教育レベル格差はあるが、格差とまではいかない。図参照。しかしフィリピンは元々低い状態だが、それでもマニラが一番高く、ルソン島ではイザベラ地区を除いては、低いながらも、薄い緑色である。バングラデシュ並みだが、何故他の地域から大統領が生まれなかったかは、よく判る。しかし、その隣の島、ミンドロ島、マリンヂューケ、からパラワン島は教育レベルが更に低下してバングラデシュ以下、そして、今回の大統領のミンダナオ島は5年前に行った飛行場のあるデポログから下にかかった、以前内戦があった地域の教育レベルの低さは、アフリカナイジェリアに近い。そして、その教育レベルの低い範囲がフィリピン中に拡大しつつある。その考える力がなくなっている、目の前の事しか問題点も解決点も見えない者に銃を与えた場合にはどうなるか、結論は簡単である。

0コメント

  • 1000 / 1000