日本の最新鋭 巻き網遠洋漁船。気象衛星、GPS衛星、通信衛星、ヘリポート、3隻の小型ボートも積んでいる。

長崎母港の第18源福丸。私はフィリピンマニラの第一漁港で有るナボタスの第二番目に大きな網元と日本に中古漁船の買付けの手伝いをしていたので、漁船には詳しくなった。又以前は愛媛県宇和島の漁加協の理事もしていたので多少は解るのだが、この船は素晴らしい。漁獲ではこの巻上げが1番良いと思う。フィリピンの場合は、この技術も何も無いので、買ってきた船の冷凍装置その他を外して氷を乗せたり、日本では20名以下の船に100人近く乗せるので、そうした場所にして、巻き網には相当な技術がいるが、収穫は大きい。しかし簡単な底引き網漁法で、パラワン沖から南沙諸島が漁場となるが、中国の進出で中国海警は勿論、中国から金を貰ったフィリピン側からも圧力がかかって来ると、漁獲量が落ちで、船員たちのノルマ賃金も下がるので、船長が沖合で取れた魚を競取りで他の船に魚を密売するので更に漁獲が減って、ガソリン代の高騰。。と私のパートナーも苦しくなって、十何艘あった船を売って辞めた事があったので、この手の船には興味深い。急病人がある場合ヘリポートは必要であるが、今までは空中からの搬送であったが、これで便利に成る。気象衛星ひまわりも最新ではカラーになり海水温度がはっきりし、今や餌で有るプランクトンの状況もわかる様になった。今まで巻上げで多くの人員が行ったが、大型クレーン2機は心強い。それに小型船3隻は船から遠くに網を張るには必要だ。船長漁労長室は遥か上に聳え立つ所にある。素晴らしい発展の過程で有る。

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