料理でも何でも、蓄積された材料が要る。時とはその材料を充実させる。
マニラ男の料理もそうだし、私の他の新しい発想もそうだが、マニラ男の手料理を初めて約6年。料理を作る時、これが足りないから、作れない。と言う事は多々ある事だが、それをきめ細かく保管して、取って置く必要がある。調味料もそうだ。味噌一つにしても、普通の出汁味噌も有れば、白味噌、赤出汁味噌も要る。私は、1週間に一度しか買い物をしない。冷蔵庫で保つ野菜、そうで無い野菜、冷凍野菜と取り揃えて置く必要がある。それは肉も魚も同じで、その選択肢を多くする事で、副菜や料理の彩りが良くなる。その上、香の物は彩り、口の中を変える為には必要な物である。これも準備が必要。これは仕事でも言える。私はコンピュータのデジタル化が始まった27年前からのデータ、その時何を考え、何をやろうとしたか、そして何が起こり、問題だったかの記録は全部残している。時たま見て、苦笑いをする。 料理も人生も蓄積されたものが必要だ。そしてそれぞれの失敗を理解する事だ。失敗こそ味が深くなる。
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