物が売れない。人件費が20年上がってないフィリピン

BGCの組合事務所の並びのミニストップが閉まっている。営業再開の予定は見えない。その隣にあった日本人経営のレストランも先月で閉店。このレストランは元々ワインとイタリアンで1年前にスタート、しかし売れず、方針転換でP200ペソ以下のコールセンター従業員用の定食屋に変更。しかし、何処もそこも一緒で、一番競争相手が多いジャンルに転換したのだから儲かる訳が無い。1本50ペソのビールを売ったて儲けに成らないし、奴らも金持ってないからそれ以上の料理は注文しないので、客単価は100ペソ(200円)以下だが、ビール売値が100円で仕入れ値が80円では20円儲けではどうするの? コンビニで売るビールも90円。多分少しは仕入れは安いかも知れないが、それでも知れている。BGCでは最低1平米1200ペソ(2500円)月額家賃。25日換算で1日100円平米。キッチンその他もあるので、200円で売り上げ比率10%の家賃を目標にすれば1日で2,000円平米を売ることになる。1テーブル4席で4平米、テーブル1席あたり8000円を1日に売る事を前提にすると。。考えただけでも頭が痛くなる。コンビニも同じ原理だ。まあコンビニはキッチンが無いが、しかしセントラルキッチンや配送費が掛かるので原価も高い。

フィリピン・コンビニエンスストア―の現状は先回説明したが

元々BGCに多く建つマンションに住む人口が少ない。その上このコールセンターに勤める社員3万円から4万円社員(一部にはアウトバンドの10万円近い高給取りも)を相手にする商売は難しい。最近は離職率の高い社員を囲い込むのに社員食堂を作り会社負担で安い食事の提供や近くの彼らが便利な場所まで社用車での送り迎え等をしているので、昼食に外に出て来ないし、送られてしまうのでBGCに残らない。残って来ても100円の20円しか利益の無いビールで1時間は粘る。

その上このコールセンター自体、AIで5年の命の商売だ。どうするのか?どうなるのか? 

BGCブルゴスサークルの周りで既に8か所以上でレストランがもぬけの空だ。楽しみだ。


Atsukuni Munetomo 棟朝淳州

フィリピンに来て32年。多くの教訓を得ました。この度そうした教訓を皆様の海外生活で少しでも何かのお役に立てばと思いこうしたサイトをオープンしました。

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