お勧めはしないが、フィリピンで住宅を建てる時の注意点

私は日本で自宅を10回建てた。店舗は随分やったが、ここフィリピンでは一般住宅は30軒。アパートタイプは総面積で3000坪は建てた経験がある。

フィリピンの職人は下手、ざつ、のろまの三拍子が揃っている。研究心は無い。故に営々と遣って来たことしか解らない。即ち基礎打ち20cmでセメントをひき、その上に少量の鉄筋をうちブロックを積んでいく。ブロックには3種類あって、手に持てば崩れそうなブロックからその上、そして日本なら許可にはならないが、取りあえず崩れない程度が最上級品である。そこで目を離さない点はこの最上級?のブロックを必要に合わせて自分で購入、鉄筋もブロックの穴毎に縦に入れ、三段ごとに横に入れて夫々縦横を留めさせる。積む高さは一階分で3mと日本より高くする。これは太陽光が強いフィリピンでは幾らインシレーション断熱材を入れても、屋根下が熱くなるので空間を持たせないと大変な事になる。窓やドアは図面に従い空けるが、所詮メジャーも持ってこない連中なので5cm位のズレが出来るが、日本のように企画されたアルミサッシやドアを使わないので、この適当な空間を後から計り、その場で裁断して余った溝にはセメントを詰める。屋根組は木材は絶対に使わず鉄骨で組む。フィリピンの木材は完全に乾燥しないまま使うので、絶対にしなり、雨漏れの元になる。トタンに毛のはいた屋根材を付けて、その下に断熱材を敷き詰める。屋根鉄骨にチェーンを付けて、天井枠を吊るして、天井としてベニヤ板を付ける。ブロックの壁の上にはセメントを塗るが、日本の左官屋の様には塗れずガタガタ、その為後からサンドペーパーで擦って平のように見せるが、実は表面は平では決してない。(笑)。これで家の外は完成となる。この外観図、平面図、立面図は市役所に届けて建築確認を取るが、これはエンジニア―建築技師のサインが要る。逆を言えば、ここまでの作業をエンジニアが居る工務店に投げることも出来る。この道程では人が住むのでセプチィックタンク浄化槽も基礎工事の時に付けることとなる。そこでここまでの作業のお金だが、1平米1万ペソ(私は7千ペソですが)が最大であり、それ以上なら他に相見積もりを取った方が良いでしょう。

写真をご覧ください。これは私が19軒目に建てた二階家です。1階にキッチン、リビングダインング、2つのベットルーム、トイレ洗面、とシャワー、ガレージ, その横にダーティーキッチン(フィイピンでは鶏をさばいたりの作業に使う)があり、二階には大きな寝室、トイレ、浴室 それに大きなベランダがあります。

こうした備品は自分でホームセンターで購入します。取り付ける各所ドア、台所セット、トイレ便器(5000ペソ1万円)、洗面台、鏡、浴槽(1万ペソ2万円)、下にひくタイル、壁に張るタイル、水道蛇口からシャワーの蛇口、電機のコンセント、スイッチ、照明器具、温水器、とありとあらゆるモノを購入します。それを工務店が居れば、それを渡し取り付けて貰います。この経費が1平米あたり電気配線や上下水配管を含め約2000ペソ程度だと思います。

ですので最初からそうした段取りを決めておけば、もう少しスムーズに出来上がります。

この私の19軒目の家は1階2階ガレージで約120平米の家ですが、全て入れて器具も入れて平米12000ペソですので、総工費144万ペソで約300万円です。

既に10年以上経ちますので償却済みですが、今回うちでドイツ語講習が始まるので来られるドイツ語の先生たちに使って貰う為にお化粧直しをしました。賃料は1か月3万円。

Atsukuni Munetomo 棟朝淳州

フィリピンに来て32年。多くの教訓を得ました。この度そうした教訓を皆様の海外生活で少しでも何かのお役に立てばと思いこうしたサイトをオープンしました。

0コメント

  • 1000 / 1000