何故日本だけが物価上昇率2.5%なのか。フィリピンのこれだけを見ても解る。円安でも政策金利を上げない訳。
これは自家用自動車だけのデータであるが、日本とフィリピンの社会経済効率性の違いが大きく解る。フィリピン人は自分を大きく見せようと、どんな貧しい家にいても、大きな車を買いたがる。日本にもそう言う輩がいるが、全体として収入にあったものを好む。故に軽自動車が全体の自家用車の53%を占めており、一般車でもハイブリッド、政府補助もあり15%以上で実に70%が燃費の良い車が占めている。車を持たない人でも鉄道、公共バスが存在している。 それに引き換えフィリピンを始めとする開発途上国や先日紹介した100位以下の破綻国家では、公共交通その他は発展していない。そこにこのガソリン高で、世界60ヵ国以上が、電気も無い生活に入っており、世界ランク50位のフィリピンですら、地方は電気代を上げても払えない現状では、計画停電に突入している。
こうした中、国家援助が無い、ガソリンを使って、大きな車を動かすと、下の計算から、フィリピンペソ換算で1m走って使うガソリン金額は7.5ペソ、日本円で約20円となり、日本ではガソリン補助の20ペソを加えて、燃費の良い車で計算すると1kmあたり2.3ペソ 約5円となり、それだけとっても3倍の経済優位性を日本は持っている。そこに自動車ローン金利の誤差、フィリピン11%と日本2%を加味すると、その格差が5倍以上が付く計算になる。これは先進国と比較しても少なくとも2倍の経済効率性を日本が持っている事になる。又技術と国民性で他国を圧倒している日本が素晴らしい。
だからフィリピンでのビジネスは難しい。何故英語でこの表を作ったかだが、これをフィリピンの経済人に見せたが、ポカとしているだけ、やはり経済人でも能力低下が進んでいる。
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