電装自動車部品マレリの1兆円倒産の影に潜む外資ファンドとその企業の日本人役員の能力の無さ。日本の企業に忍び寄るリスク。

マレリの歴史は日産への部品供給会社とイタリアのフィアットへの部品供給会社、そこに クライスラーやオールズモビルなども加わり、世界的に供給先を構築して来た、世界第3位の自動車部品メーカーである。そこにイタリア政府系ファンドやその他が入り混じっている。ファンドと言えば格好が良いが、ソフトバンクグループもお仲間だが、資金ショートをしている企業にお金を出して、自分達が、その会社の株式を握り、最終的にその企業を上場させ易い形に無理矢理変えて、上場して売り抜ける。と言うビジネスモデルである。しかし、ソフトバンク同様に、マレリを上場させようとしたが、コロナも有り、サプライチェーンの日産、フィアットその他の売上低迷と、上場市場の低迷も有り、結局の倒産となり、ファンドが大損を食らった形である。マレリの役員構成を見るとファンドから来た人がCEOを務めていたが、他は、事業自身で儲ける事が出来る手腕のある役員では無く、株を売って大儲けして、逃げるだけの役員なので、事情が長引くとマネジメント不能で有り、こんな上司を持った、優秀な社員は見切って逃げ出す。それを馬鹿な役員はリストラと説明する。
こんな会社が増えている日本の2次製造業。東芝もそうならなければ良いが。。。役員は社長が急死しても、社長以上に会社を上向きにする力が必要で有り、そうした大志を持つ役員を持った社長は幸せであるが、元から逃げるだけの役員がいる会社は会社が早死にする。

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