管理社会の憂鬱
私は生涯社長なのだから良いのだが、昔は海外との交信もテレックス、パリのコンコルド広場で何時と約束しても、飛行機の大幅な遅れで連絡が出来ない。しかしそれでも何とかなるもんだった。国内出張に出ても1日1回の公衆電話からの電話連絡。「何かあった? ああ何もない。では明日」という気楽なものだったが、その内ポケベルの登場で便利なものだと思っていたが、社員に出張ですと言われて、彼女と一緒の旅行でも確認が出来ない。見えない。携帯電話が使われ始めて少しは便利になったが、位置情報が解らないから、ここに居ると言われても、違う場所かもしれない。当時流行った、駅の構内放送等を編集したテープ。そのテープを鳴らして携帯電話利用で相手に悟られないようにする。とか様々な巧妙な手段で場所を撹乱できたが、今は全くその逆で、管理社会の憂鬱すら覚える。うちも社用の携帯には全て位置情報アプリを入れている。これは昨日の私の位置情報、携帯やコンピュータ上では、いつでも監視できて、その履歴もこのように出てくる。予定表によるナビゲーションサービスなど、全く管理社会である。これでAIに「駄目よ、違うとこ行っちゃ」なんて言われたらどうなるの。ガラゲイに復帰するか(笑)
0コメント