所詮、品質とは時が経てば陳腐化する。陳腐化したものに価値は無い。しかし100年経てば骨董品。

私の昔の仕事はブランドそのものであった。宝飾、服飾、飲食、全てが差別化で、付加価値があると言ってモノを売る。その後にブランヂィングと言うコンサルタントが生まれたくらいに、人は差別化と言う事で自負心を押し測ろうとする。私はこのブランドのバックを持っているから、あの人より優れている。持ち物や着るモノで差別化する社会が構成された。原始社会から変わらぬ人間の本性かも知れない。社会主義は本来こうした人間の本性を変えて、平等化すると言う方向であるが、社会主義の頂点に立った指導者は真逆の贅沢愛好家に成り下がる。
先日馬鹿な楽天の社員が会社の金を誤魔化して、その仲間達も妻も持った事が無い金を持つとブランド品に走る。銀座で豪遊する。なんだそれは!ちっちゃな人間。だから一つの事しか出来ない人金物は要らないのだ。ブランドのタワーマンション。ブランドの車。全て10年すれば陳腐化する。人は年齢でもっと陳腐化する。100年経てば骨董品、しかしそれ以前は哀れな、陳腐化したモノでしか無い。

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