フィリピンのグローブ・テレコムお前もか?アヤラ・グループは中国の手に落ちたか?

フィリピンに2つ。いや3つある大型通信業者はスマートとグローブとサンだがサンは既にスマートに買収されて傘下にあるが、まだサンとしても販売している。スマートは国内最大の通信会社のPLDTのモバイル部門の子会社で、PLDTは日本のNTTと提携関係をもっている。それに対してグローブはフィリピン最大の財閥グループのアヤラのグループ会社でシンガポールテレコムと提携している。フィリピン2大携帯通信会社の1つであるが、そのグローブが5GではHAUWAIの採用を決定した。

それで分かるのだが、アヤラグループはMDCというフィリピン最大の建設会社もあり、うちもそのMDC本社がある同じビルにある、このBGCの開発も、MDCが行ってきた。しかし所詮フィリピン各地にある建材店は100%全て華僑が握る産業であり、建材も殆どが中国から来る中で、アヤラはスペイン系財閥ではあるが、中国の影響には逆らえない立場でもある。そのうえ、開発した高層マンションに住んだり、買ったりしているのは殆どが中国人でありその点でも中国無くして、アヤラは無いという現実もある。故にグローブがHUAWEIを選択するのもわかるが、中国の影響を受けて一国でもあれだけの被害に合うのだから、いくらフィリピン最大勢力でもあるアヤラ・グループと言えど、同じ憂き目にあうことも考えられる。アヤラ・グループの金融部門でBPI銀行やBPI/MSなどの保険会社は、三菱との関係が深い。故にアヤラの活発な不動産開発には融資を抑えている。先日アヤラの物件を買う方が、当然BPIかと思ったらBDOが来た。BDO・SMグループやRCBC、CHINABANKは既に中国側に飲み込まれていると言って過言ではない。しかしBPI銀行は、METRO銀行がトヨタと組みトヨタ・ファイナンス等とトヨタ車、ダイハツ車などのローンを扱うことで、潤沢な営業利益を出しているので、BPI銀行としては、ホンダ、いすゞ、フォルクスワーゲン等とアライアンスを組み車ローンを伸ばす戦略に出ている。

しかしアヤラ・グループが何処まで中国に侵されるのかは、今後注目していきたい。

0コメント

  • 1000 / 1000