今、中国人の中産階級は金を持っていない。

いやうちで管理しているマンション。中国終われば、フィリピン経済は死ぬ。の信条から私は早く持っているマンションを売れと言っている。私自身も処分している。こうしたことから買い手を探すが、今買うのは中国人以外はいない。そんな中、中国人の買い手がやってきたので、3室まとめて売りたいと期待していたが、「1室しか買ってくれない。現金で買うのかと思えば、BDOでの銀行借り入れで支払うとのこと」あれ?中国人の爆買いは既に終わったのか? この一人を見れば、中国人の中産階級は昔なら土地ころがしなどで儲けていたので、1970年代の日本人が金回りが良かったのと同じだし、当時の日本と同じで、ちょっと前までは中国でも潤沢な借り入れが出来て金回りが良かった。

しかし今、どうも中産階級の中国人はそうでは無いようだ。既に中国国内での不動産ころがしは終わっていて、銀行借り入れも限界にきている。中国の不動産はバブル崩壊1987年代の日本の状況と成っていると考えられる。まあしかし当時でも馬鹿な「まだまだ、これからもう人波来ると」と考える日本人も多かったが、多分中国人もそうで、そう考えた人はバブルの犠牲者となり、奈落の底へ落ちていく。日本でも12の都市銀行が3行になるのだが、それは中国でも同じことが起きる。其のうえに、アメリカの香港人権条例が今週可決され、イギリスのEU離脱が決まり、香港返還に対する中国の条約違反を訴え始めると、香港ドルの発行銀行であるHSBCとスタンダードチャーターは香港ドル1ドルとUSドル1ドルの考え方は崩れ、中国の外貨獲得手段も同時に崩れていく。

世界中の中国マネーを頼りにしてきた国や地域の崩壊が始まる2020年。中国人、韓国人旅行者を当てにする日本国内の産業や未だに中国・韓国輸出が30%以上を占める製造会社は、本格的なシフトを今やらないと大きなダメージを食らうことになる。

そうした中、フィリピンだけでは無いが、これだけ建てた不動産は如何に?

私は東京・目黒 碑文谷の土地を坪40万円で1971年に購入した。私は途中で売っているが1985年には、なんと坪650万円になっていた。それが頂点で、2019年今はどうかと言えば100万円以下である。この現象を考えると、フィリピン中心部の不動産は今まで2回のバブルを経験しているが、今回の最大の作られたバブルで今の世界状況を考えてみると、今1000万円の価値の物件はバブル崩壊後は200万円程度になると考えている。クワバラ・クワバラ。

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