日本はグローバル(世界戦略車)車からは遅れている。

日本は軽自動車が50%を超える世界的には異常な市場である。また軽自動車は何故か輸出していないので国内市場のみの産物である。しかしアメリカは元々大型車思考で長距離をゆったりと言うコンセプト。アジア、中東、中南米アフリカ、は家族が多い。道が悪く車が大きくないと乗り心地が悪い。低俗な無謀運転者が多く、事故になった場合、大きい事が安全。という概念から、大きい車が望まれて年々各社っは大型の車を提供するように成っている。

例えばトヨタは日本国内の軽自動車は系列のダイハツやスズキに任せている。米国、中国では日本にはないアバロンは米国産で一時オーストラリア産も出たが、今は米国と中国で生産されている。米国では日本未販売のピックアップトラックのタンドラやセコイアを販売している、また日本名マークIIはクレシダとして米国その他で販売していたが現在は販売中止をしている。その他様々あるが、現在は日本を含む市場に同型、同名の車を投入し始めている。例えばカローラは米ではマトリックス、欧州ではオーリスでステーションワゴン型、アジアではアルチィスとして、日本だけ国内専用車にして5ナンバーボディ専用のカローラアクシオとして完全独立して売っていた。日本人はカローラは5ナンバーの大衆車としていた。しかし他国では5ナンバー基準では無く、3ナンバー基準の大きさで売られていたのである。故に私も1年半前から持っているカローラ(アルチィス)は日本で2019年9月から発売されたカローラ3ナンバーと同じボデイサイズなのである。カムリも同じような考え方で世界戦略車になっている。車の進化の系図である。

こうした事は日産、マツダ、ホンダでも起きているし、スズキもフィリピンではクラウンのような車を出し始めた。世界は大型を望んでいる。日本では軽は税制、保険その他で優遇があるが、他国ではないので、トレンドである大型と逆行し、装備が素晴らしいので価格が高い軽はグローバル(世界戦略車)車としては、難しいという判断がある。

そのアジアではタイ産のトヨタで巨大なボヂィのフォーチュナーやハイラックス。ピックアップが販売されている。

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