フィリピン2つの観光資源を失う。不景気とバブル崩壊を誘発か?
タガイタイはマニラ観光の名所、ボラカイはパナイ島の観光名所。日本の最近の観光産業と同じで、フィリピンでは大きな収入元である観光産業が国内景気の要である。特にこの2つの大きな収入源となる場所が今使えない。しかし、タール火山の爆発でタガイタイは1日にして、何時まで続くか解らない火山活動で、少なくとも半年は来る人は居ない。ボラカイは普段から中国人で賑わっているが、春節もあり、かなり中国人観光客を期待していたが、フィリピン政府は中国からの観光客をコロナ肺炎でストップさせた、既に到着していた中国人約500名にも退去命令が出た。これで宿泊業者や飲食業者は大打撃となるが、例の中国旅行産業の特徴である、自前のホテル、自前の飲食業が多くあるボラカイでは、中国企業の方が大打撃となったと思われるが、それにしても、外から持ってくる現金収入が無く成るので、ポン引きをする人も含めて人々のポケットマネーは少なく成る。
私はボラカイは実は嫌いである。あの雑踏、乞食。。のんびりすることは出来ない。その上お客さんの関係でも知っているが、ボラカイで病気しても病院も無い。1時間車を飛ばしていく、国際空港のあるカリボ市に病院があるが、設備が無い、医者が居ないで結局そこから5時間かかるイロイロ市まで行かないと医療は受けられない。ある日本人は脳梗塞になり、この経路でイロイロ市まで行かざるを得なかったが、6時間の搬送中に死亡した。
ましてや、コロナ・ウイルスがボラカイに入ったら、考えるだけで恐ろしい。今回のフィリピン政府の判断は正しいと思うが、マニラからの投資も多いボラカイ。この2つの現金収入を失う人も多く成り、フィリピン人の精神的な不景気、中国人の不景気、尚且つ世界的な不景気感が漂う中、フィリピン経済に大きな心理面での負担となった事は現実である。
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