35年間フィリピン・しかしフィリピンの明日は既に難しい。

来年は日本に片足を移すと決めて、今年はその準備の為に、2か月に一度は日本に準備に行こうと、今年3月に東京に行って来て、5月にはと思っていたし、その為に35年新調しなかったスーツもアイフォンやアップルウオッチも買った。(笑) しかし、これでは行けないので、まあ今時間があるので、再構築のプランを作っている。

何故日本に片足を移すのか? それは35年前は期待が出来たフィリピンだが、35年経って、むしろ35年前より悪く成っているフィリピン、その理由を列挙すると

1)物価が高く成った。35年前と比べると少なくとも20倍になる。しかしこの20年間、庶民の給与は上がっていない。ではなぜ給与が上がらないか、35年前はアジア最高の教育レベルで世界85位、今はアジア最悪の108位。3世代で教育の劣化。35年前はほぼ全員英語が出来て、スペイン語も喋った、しかし今は70%の国民が英語を完全に理解しない。20%は日本人レベルの英語力、10%しか英語を読めない。しかしフィリピンには英語の本しか存在しない。タガログ語の本は存在しない、存在しているのは馬鹿なタガログ語のテレビ局で歌、ダンスだけ。こんな信頼できない人材を使って商売をするのは、疲れる。

2)医療・保険会社問題。保険会社が35年で何社潰れたことか。昔は私のパートナーは医者で、うちの施設を任せていたし、医療費も設備は悪かったが、安かった。結構な手術をしても、10万円とか30万円とかで有ったが、今は4~5日の入院でマイナー手術でも70万円以上、今回の武漢肺炎では、14日間の入院で300万円。武漢肺炎で先日亡くなった元上院議員の家族にへの請求額がなんと1600万円。金持ち、外国人からはぼったくる、医療は末に崩壊している。アメリカと一緒で病院には近寄れない。故に医療保険を扱うフィリピン保険会社が医療保険から撤退している。最もフィリピンに進出したソニー生命も日本生命も撤退したののだから、如何に保険を払える人が少ないかである。歳を取れば医療を考えなくてはならないのも理由の大きな要因で、今年中にフィリピン永住権を返還、そうしないとフィリピン滞在中の海外旅行傷害保険にも入れないからで、2か月に1回日本に行き、フィリピン滞在中は日本の海外旅行傷害を使う。その為には日本の住所、マイナンバーが必要となる。

この2つ理由が大きな要素で、1)の理由から、なんの商売も儲からない。特に飲食業は、出来過ぎ、家賃が高い、食材が日本の倍、では儲けるどころか成り立たない。今回の武漢肺炎では、今までも客数が分散で少なかった上に、例え家賃が半値になっても、1年以上は客は戻らない。そしてペソの下落。私が来た時は1万円が1700ペソ、今は5000ペソ、私が来るその20年前は1ドルが2ペソ、即ち1万円(当時は360円1ドル)が70ペソ。だから日本から工事などで出稼ぎ日本人が多かったフィリピン。武漢肺炎が無くても下がっていく、しかし今度の武漢肺炎で何処まで落ちるのか。ベネゼイラに成らなければ良いが。

それに比べて日本は、これと比べればチャンスはある。いや世界を見て来た私としては、どの国よりチャンスがある、フィリピンは35年前は確かに、日本よりもフィリピンの方がチャンスがあった。しかし今はフィリピンには未来は無いが、日本には未来がある。

今回の武漢肺炎で私が考える日本の未来が、むしろ近く成った。借金の金の力で他を抑え込む、歪んだビジネスが「黄金パイ」の本業(実業)に戻る。日本人誰でも2000万円以上の預金を持つ世界が私の夢である。その為には、無駄な価値の無い「家」の概念を変えなくてはならない。人生で3000万円以上のローンを組み、自分も歳を取るが、ローンが終わったころには、「家」は老化し、また金食い虫となり、価値は無く成り、駆逐して行く。活用する「家」「住処」とは何か。「家」は既に「投資対象」でも「資産」でもない。では何か。

今不動産投資を勧める不動産屋、日本人を貧乏人にする諸悪の根源でもある。

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