フィリピン都市部の貧困増大と武漢肺炎・その結果は?

ロータリーでもマニラにある28のスラムへの支援は行っているが、多勢に無勢で虚無感を感じる35年間。しかし多勢が更に子沢山で多勢が日ごとに増大している。この映像写真はマニラ28スラムで最大であるトンドエリアだが、我々ロータリーでもマニラホテル裏の第一埠頭と第二埠頭の中間までは対象だし、それでも地元バランガイとの協力で行うが、バランガイが手を出せない危険地域が、その中にでもあるが、ましてや第三埠頭、マニラの漁港ナボタスに至る地域はバランガイ、警察も手が出せない地域で、150万人が大貧困の中で喘いでいる。そこには麻薬、近親相関、レイプ、16歳以下での出産、銃の密売、依頼殺人、依頼放火請負人、先日も警察本部内でも放火で証拠隠滅等、ありとあらゆる問題が山積しているが、フィリピン政治はそれを放置、むしろ選挙時で金で転ぶ選挙民を増やしている。フィリピンは私の来た時は6000万人の人口で、素晴らしくバランスの取れた社会であったし、教育にも熱心で有った。しかしそれから35年の第三世代までに4000万人の人口増加、しかし学校一つ増えない社会、フィリピンに失望するしかない。

この場所からの大きな餌場は、マニラホテル、リサール公園の延長線にあるため、ジプニー1つで行ける、エルミタ、マラテ、ロハス通リ沿いにあるパサイの歓楽街。と成るのだが、そこに、ちょっと綺麗な娘を売春、ストリッパーその他、男はボーイとして親が送り込んでいる。まあこれが8000名だとして、150万人の家族を養うのは至難の業であるのだが、その上に置き引き、引っ手繰り、窃盗、強盗、依頼殺人、依頼放火と人材を送り出している。勿論 まともな職に就く人もいるが、この生活環境から得られる知識は少なく、その為に着ける職は少なく、最低賃金以下で働かされているので、交通費を使う事も出来ないので、我慢するしかないのが、現状だ。 だから、それを知る私は日本人が大好きなエルミタ・マラテには行きたくないし、勿論住みたくもない。良くあんな処のマンションを買う人がいると驚かされる。(笑) だからそうした場所で日本人が選ぶ女性は、そのメインのマーケットのトンドの子では無い、少ない地方出身者の女性で、さすが日本人でもハスッコイ地元女性は好きに成れないのだろう(笑) 「いや、あの中ではこの子、いい子だよ」それは比較論だが、こうした事から日本人が選んだ彼女の実家である田舎に住みたがるのは、こうした選定時点からの事だろうか。話はずれたが。。。

さて、そうした状況下での今回の武漢肺炎。エルミタ、マラテ、ロハス通リ沿いにあるパサイの歓楽街に明かりが消えた。8000人はあっという間に失業。人が歩いていないのだから置き引き、引った繰り、窃盗、強盗、依頼殺人放火人材も失業している。だから日本人は今は、路地その他は絶対に歩くなという理由に成るのだが、日本のように協力金も無く、政府が食料や現金を配布しても、配布される前に誰かのポケットに入ってしまうフィリピンでは、どうなるのか? この地域には怖くて近寄れない。

この地域では墓に埋葬されても5年で勝手に掘り出され、勝手に墓地が再売される、道に放置された白骨が転がっているこの地域。どう助ければいいんでしょうか。 その上 今までまともな仕事に付いていた人々の40%が失業。特にホテル(今日ダバオで一番有名なマルコポーロホテルチェンが営業再開のめどが立たない休業)、飲食、物販、コールセンター等の従業員が失業し貧困層に成る。そしてそれらの経営者も同じ事になる。ロータリー等の富裕層でも20%は多分無一文になる。海外で働く300万人の内、50万人以上は職を失い、今まで家族の為に送金していたので、貯金も出来ずフィリピンに戻り、同じく失業者。

この絶望感、35年フィリピンに住んだ私が日本に片足を移したい、こうした感情的な理由でもある。最もこの計画は2年前からのものだが、武漢肺炎が無くても、次の2年以内に徐々に起こると考えていた事だが、この武漢肺炎で、実態が早く表に出て来た訳だが、これからフィリピンに来たいと思っている日本人、住みたいと思っている日本人。レバノンに逃げたゴーン同様に徒労に成らないように頑張ってください。特にお金は日本の口座に円かドルで持ち、必要なペソをATMで下して使うようにしてください。私がいる35年間だけでで、ペソは円ドルに対して、3倍下落(3分の1に成っている)しているのですから。。

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