フィリピン既に売る物が無く成ったか。デフォルトの恐怖。
フィリピン・デフォルトの危機は今まで随分あったが、今回は大丈夫なのかな? 売る物が無いから、今下院で、公共事業を100%迄、外国資本を認める法案が通過している。
日本の商社にとっても、中国資本にとっても面白い状況に成ったが、自国の公共事業が全て外国企業になるというは他の国でも例は余無い。電力会社、水道事業、鉄道事業、通信事業、郵便事業、発電事業(石油、地熱、風力その他)、石油掘削事業、の国やフィイピン企業の持ち分を外国資本に売る、即ち新たな資金が国内に入る事だが、仕方ないかもしれない他に売る物は「人」しかないが、それも世界的にだぶ付き気味である。
1997年ラモス大統領時代、アジア通貨危機の時1998年には成長率がー0.6とマイナス成長となり、今私が住んでいるボニファシオ・グローバル・シチィ―の原点である空軍所有のフォート・ボニファシオ基地を私企業に売却したが、その資金をシンガポールから調達し、デフォルトを免れたが事が有ったが、故に、BGCの中心には、シンガポール大使館が広い敷地を持っている。ラモス元大統領は未だにル・クアンユウ・シンガポール首相を今でも感謝している。彼が亡く成られた後に創刊された本(写真)を、私のような者にも配ってくれた。その後様々と、この国は売っているが、アロヨ大統領時代は中国に南沙諸島を売ったと言うか、投資の担保に取られたと言うか、様々あった。しかしフィリピンは35年、輸出産業を失い、食料自給率も失い、ただある物のたたき売りしか無く成った国である。目先の金で魂を売った国フィリピンである。まあ歴史が物語っている。
しかし、今や中国も金が無い。(笑) ましてや香港を閉鎖されたら。。。フィリピンがマニラの埋め立て地を売って凌ぐようなことも、今後は出来ない。
フィリピンの公共事業には多くの日本商社が投資している。ただし30%位の出資額だが、それを100%まで買ってちょうだい。という事か。まあどうなるんでしょうね。98%の金が無い庶民相手の公共事業ビジネスは。。。泥沼の様にお金を吸い込むが、リターンが無い。また暴君が現れれば、良く成った時に直ぐに取り上げられる。住友のMRT鉄道事業が一時、韓国、中国に乗っ取られた様に。。。意味があるのかな。。。
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