昨日当社賃貸住宅で殺害された日本女性の詳細

当社と前沢さんとの賃貸契約は既に20年が経過している。一昨年亡く成られたご主人の後、お一人だったが、お隣も同じく日本人の女性が住まわれているので、お二人はお昼は毎日ご一緒で有った。

当社はこの道路沿いに計9軒の家を所有しているが、現在まだ3軒3名の日本人が住まわれている。この道路には当社の第2号ビルもあり、前沢さんの家はその前にあり、現在賃貸中であるが第二ビルには賃貸先の警備員も居る。故にこの地域は安全であると考えて来た。

車もお持ちになっていて、外出時には何時ものドライバーが運転し、買い物や他の方の訪問を行っていた。その先の一軒家に住まわれて居た男性の方は、一昨年、賃貸の条件でもあるわが社の第一号ビルの部屋に移られ、医療介護や食事を受けられている。外の家で自炊をされる方は、いざとなった場合には、日本に帰られるか、もしくはわが社の第一号ビルの部屋に移られ、医療介護や食事を受けられる仕組みだが、前沢さんがこんな事に成り、現在残る一軒家にお住まいの方は5名と成った。前々から問題視していた、このビレッジの裏を全面的に封鎖して他者が入り込めないようにしていたが、同じビレッジに住む、バランガイキャプテンの反対に依り小さな通路が開いている。そこから入り込んだという警察の考えのようだ。うちのビレッジ正面には、マカチィ等に行けるバスターミナルがあり、便利であるが、裏側の人たちはこのビレッジを通過しないと、大回りに成るので、票集めでバランガイキャプテンが通路を開けさせている。壁の外は例の、パコからラスピニアスまでの鉄道線路で、その先のラグーナ湖周辺地域は、都市部の貧民街を移設した、貧困街である。

BGCも2.5Km四方の壁を超えれば貧民街、マカチィも24バランガイ中半分が貧民街であるし、空港のあるパサイは空港とエドサの間には貧民街が広がる。98の貧困と2の富裕と言う構造は変わっていない。

私は12年前から、貧困層がいつゾンビに成っても可笑しくないと考えていたが、このウイルスで一挙にゾンビに変貌している。私は35年での変貌を見ている。20年以上給与は上がらず、物価は4倍以上。誰だって成りたくないが、仕方なくゾンビに成っていく。

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