今朝の朝食。久々に良いパンを食べたくなった。

フィリピンにはよいパンが少ない。それは高い小麦粉を減らして作っているからだが、良いパンを買おうとすると、どうしてもヨーロッパ食材店に行く事になる。日本食材店でもよいパンがあるが、小粒である。
今朝は昨日買ってきたPAULポールのパンで朝食を楽しんだ。1889年にパリで創業した老舗のカフェで7〜8年前から世界的に展開を始めたが、日本では三越のデパ地下にあるが、日本は良いパンが多く有り、一般のパン屋でも自家製パンを造っている。そんな訳で日本での展開は抑えたのであろう。
フィリピンも昔はパンデサルと言うパンを町々で作っており、朝になると各家庭に売りにきていた。今でもすこし田舎に行けば、パンデサルとタホと言う豆乳を売りに来る。それがフィリピン名物しであるが、マニラではパンデマニラというパン屋が展開している。しかしパンデマニラのパンの味も、昔はヨーロッパ調の味で好きだったが、今はマニラの一般市民が好む、甘ったるい味になり、シナモンなどの香りも無くなり、私に言わせれば馬鹿な味となったのでもう買いに行く気はしない。
そうそうフィリピンでカフェと言えば、カフェ アデリアチィコが有名だ。今、女好きの日本人や韓国人が好む、エルミタ、マラテは昔は日本でいう鎌倉、葉山の感覚で多くのお金持ちの別荘が多く有り、マラテ教会のミサの後に紳士淑女が集まるアデリアチィコサークルの角にあり、周りのゴーゴーバーとは裏腹に今でもクラシック音楽が聞ける店で、30年前にはよく行った店でもある。パスタが美味しかった。
さて、ポールは日本での展開は抑えたが、フィリピンでは急速に展開を始め、BGCやマカチィには多くの店がある。いっぱん庶民の場所には無いのだが、多分今マニラで10店舗は展開して居ると思う。やはりフィリピンらしく、店に寄って味が変わるが、しかしあるグレードは保っている。

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