THINK 考えることが私の仕事。これは10年前に作ったロゴで今までの既存概念を捨てる為の戒め。

社会の為にビジネスがある。物やその現象の中にビジネスがある訳ではない。今、あんなに話題に鳴ったラーメン屋が多く潰れている。それは、その物であるラーメンや流行る現象を見て、それがビジネスであると思い、多くの人が始めたが、それが余りにも多かったからだ。
ラーメンが社会の為にあるが、社会が素早く食べられて満足出来るものを望んでいるからだが、同時に価格は庶民に優しい500円以下を社会は望んでいたが、大手デベロッパーが開発を急いだ為に、綺麗になったが同時に高い家賃になり、それに合わせる金額となり、1000円近い金額が当たり前になり、それでも多くの人が新規参入し、飽和状態になった。それも高い家賃の下であるので、店を閉める場合でも、大きな損失を出すことになる。
社会の為にビジネスがあるが、物やその現象が独り歩きすることは良くある事だが、原理は一つである。ロゴに使っている蟻が重たいものを運んでいるのだが、社会でも、何でも一人だけでは動かせない事は多い。特に社会は多勢の人によって構成され、人は社会によって安心できる生活を送る事が必要であるが、世界には、その社会によって安心した生活が出来ない所も多くある。国の国境という名によって、社会が分断されている。それによって収入格差、教育格差、医療格差が激しく、その差は縮まるどころか、寧ろ拡大をしているのが、現実である。こうした中、人は毎日の生活をして、子供も産まれ、そして死んで行く。
人間の考える時間は少ないが、それでも明日を信じ、考えて行く。
しかし、物や現象から考えるのではなく、何が社会が必要とするか? そこが原点で無くてはならない事で、それが全ての創造物で無くてはならない。
それと同時に、社会自身も変化している。江戸時代の社会が必要としたものと、今の社会が必要としている物とは違う。次の近未来的社会が必要とする物も違ってくる。そして今、人類5万年の歴史の中で、考えられない速度で今、変化が起きている。今日、これが当たり前の事が、明日には時代遅れな滑稽な物に変わっている。地球上で人類だけが時の流れが早まっている。
一回その物や現象が膨張し、また縮んで行く。その早さも早まっている。今更ラーメン屋をやる事は愚かである。やって生き残った人に任せるべきである。今考えることは、変化の社会が次に何を必要としているか❓それを考える事である。人間は衣、食、住、が基本で、後はエネルギーと水があれば生きて行ける。それがどう変化するかが基軸だが、その他に移動という要素もある。この組み合わせで次の社会を予見して、今から準備を進める事がビジネスを考えることでもある。私の名刺にある2100年未来を考えて、今を逆算する為の、未来2100研究所が、考える前程として必要だと考えている。
そこでフィリピンの2100年を考えた場合、明るい未来が有るのだろうか。今までこのブログで様々なことを紹介してきましたが、そうしたことを総合すると明るい未来は見えてこないのです。これだけ汚職が蔓延してる政府と今回のパンデミックでさらに悪化した庶民の生活。多分行き着くところは中南米の国と同じような運命になるのではないかと予想されます。が故に私としては日本に片足と言う選択を考えたわけです。フィリピンでは国際的な大手としか組まないそして日本にはまだまだ社会が求めるビジネスがあると考えています。しかしフィリピンにはその社会がなくなってきているのです。故に将来的には国際的な大手にフィリピンでのビジネスは譲り、日本のビジネスに専念できるようにしたいと考えています。

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