住宅を持つリスク、住宅ローンの怖さ。

今の世の中、不動産を持つのは怖いね。中々不動産が現金で買える人はいないから、どうしてもローンになる。49年前、私が20歳の時に家を買った。3000万円だったが、銀行がすんなり貸してくれた。金利は10%であったが、当時では安く感じた。それを直ぐに6000万円で売った。3000万円が手元に残ったが、これは自宅で使って1年経った物件には、3000万円控除という仕組みを利用して、無税で手に入れた。これを元手に住宅地を購入して、建築資金を借りて、一度1年住み、それを9000万円で売却、手元金6000万円にして、9000万円で土地建物を仕込んで、1年間住み、1億2千万円で売却、その後は、銀行借り入れ無しで、9000万円相当の家を仕込んで、同じく1億2千万円で売却を、繰り返していた。だから2人の子供のお受験と慶應幼稚舎と学習院の学費を払えていた。しかしこれはバブル時代の夢物語で、1984年に建てた家が最後であり、1986年にはフィリピンで不動産転がしをやっていた。日本でもフィリピンでも随分家を随分家を建てたが、全て自分で設計、木造建物は一回も建てたことが無い。何故、自分で設計するかは、決まっての通り、一目で欲しくなる家を建てなくては自分が損をする。日本では中地下を掘る建物を作っていた。地下は暑さ寒さを癒し、天窓を付けると、普通の窓よりも明るい光が室内に入ってくる。
まあそんなバブルの日本やフィリピンの時代は置いといて、今、私が日本を見た場合、不動産価値は無いと言える。即ち価格上昇の無いものに、あるのは、賃貸にした場合の利回りの価値しかない。賃貸が下がり、シャターの街になれば、価値は0となる。私が言う税制改正、固定資産税の廃止、所得税の廃止、そして、消費税の廃止であるが、国は国民の預金額に応じた預金税にするべきだし、そうなるであろう。そうすれば官民一体で、国民の預金を増やす事だけに専念して、今の国民総預金1000兆円を2000兆円すれば、全てが解決する。しかし、預金を増やす為には、住宅購入は妨げになる。住宅ローンは多額の月々の負えのお金である。何故負なのかは、金利と物件が25年経つと陳腐で、修繕費の掛かるお荷物となり、その上、払った金利とと元金に見合う価格では売れず、結局賃貸以上の負でしか無い。私の大胆な発想は、国が国民の全ての家、住まいや農地を買い上げて、国民の預金を増やし、国はそれを貸せば良いと思っている。そうすれば、2000兆円超えの国民の預金額になると思う。貸借対照表における、固定資産を流動資産に変えるだけだが、税徴収もマイナンバーで簡単に出来る。国家の経費削減にも繋がる。これからはスリムな社会が求められる。昨日や一昨日の私のブログで言っていた事に繋がる。国は買い取った住まいの賃貸収入と預金税で収入の安定化と徴収の効率化を手に入れられる。銀行も一見楽だが、回収や後始末に手間がかる仕事から解放されて、新規ビジネスに対する意欲も増えて、ビジネスチャンスが国民全体に広がる。と私は思っている。

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