うちの施設まで片道、先週は35分、昨日は3時間半、事故でも無いのに、これがフィリピン。

昨日は酷い目に遭った。運転時間3時間半。いつもの事ながら、数少ない電光掲示板が有っても、何の説明も無い、不親切きわまりない。まあそれがフィリピン、役所が国民を虫けら扱いで有る。こんな渋滞は珍しいので、何処かで事故が有ったのかと思っていたが、スカイウエイ(高速道路の上にある、別料金の高速道路)の拡張工事で渋滞が起こるマニラ首都圏の最南端の最後の市である、モンテンルパ市の中心地、アラバン出口が混むので、約2km延長して、アラバンの先まで行って下す拡張線工事。スカイウエイは元々インドネシアの総合企業のリッポグループの資金で作り始めた。香港でフィリピンメイドがたむろす場所で有名な香港リッポタワーが有名だが、中々一般の日本人には馴染みが薄い名前である。その後、アラバンまでの拡張工事を、コンスンギグループのDMCI HOMESが担当したが、いつもの事ながら資金虎穴でスーカット先からは片道3車線のスカイウエイが片道一車線で工事を行い、アラバンを跨ぐどころか、手前で高速を1階の高速に繋げたので、渋滞を引き起こした訳だが、DMCI HOMESは一回、確か15年程前に破産状態になり、当時の下請け会社の多くが痛い目に遭い、訴訟騒ぎも絶えなかったが、その後ブルネイの王室に取り入り、資金を得て現在に至っている。フィリピン外交の一つで有るハニートラップ。35年前から、私の住むマンションには、ブルネイビューティーと称される超美人が大勢居た。この国はバランガイで行われる美人コンテストから、ビューティーコンテスト好きな政治家によって選別が始まり、ハニートラップ様に準備される。まあフィリピンの歴史は別として、そんな訳で今又、拡張工事を行う羽目となっている。アラバンを過ぎると片側四車線の高速になる。これは米軍作った高速道路なので、中央分離帯と側溝がが広く取られていたので、ただそこを道路にしただけだったのでしかしこのスカイウエイのお陰で、その前はうちの施設までの高速道路料金は片道30円で有ったが、急にそれが、片道葯500円になった。17倍の値上げ。これによって、うちの辺りにマイホームを待った人は、青ざめた。往復1000円の通行料とガソリン代だけで、1日2000円x25日として月5万円の出費が増えた事と、住宅ローンで行き詰まり、高速道路で便利な住宅地の価格が一挙に半値に落ちた。私はその昔に買っているので半値でも良いが、しかし、住宅の販売は激減した。それは今でも変わらない。うちのカブヤオインターでも、日本の倉庫会社が大きな倉庫を持っていたが、今はその10倍のマンモス倉庫を持っている。即ち、今まで突っ張っていた地主も折れざるを得ない状況となっている。フィリピン航空のルシオ、タン氏がサンタロッサとカブヤオの間の見渡す限りの土地を買い込んで、イートンシチィというスカイウエイが出来れば上手く行くと意気込んで宅地開発を行ったが、それが全ての足を引っ張った形となり、元々持っていた銀行アライドバンク、そして後で吸収したPNB フィリピンナショナル銀行だが、アライドバンクはこの開発で痛手を被り、仕方無くPNB銀行に吸収させたが、その痛手もあり、フィリピン航空を一時、サンミゲル傘下に置いたが、そこに有ったビール会社アシアンブルベリーをアサヒビールの売却して、フィリピン航空を買い戻した形だが、サンミゲル即ちキリンビールとアサヒのビールの関係が此処でも動いている。オーストラリアでも95%の醸造所がこの2社によって買収されている。サンミゲルビールだが、キリンと言っても三菱であるので、サンミゲルの名を使って、空港からパサイまでの高速道路建設から、日本で言うETC 事業まで手掛けているが、フィリピンのETCはまだ未熟で、未だに課金は面倒くさく、課金手数料まで取るし、残高を正式に知る事も出来ない。我々は何時いつに幾ら使ったかを知りたいが、それを知るサイトは未だ工事中であるので、フィリピンだから信用出来ないので、使う毎に、その最低金額を入金するしかない。入金、出金が分からないので仕方ない。何をやっても、不親切でその説明も無い、役所も含めて面倒な国である。3時間半そんな事を思い出していた。

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