フィリピンでは中国製LED電球が切れる。??

フィリピンの普通の電球は1年持たないかで、球切れを起こして、交換が必要で、頭の痛いところである。
それで最近はLED電球を使っている。少し高くて、1球当たり350円するの。これはフィリピン人の平均日給が700円程度なので、一般には使われていない。メーカーも富士通だったりだが、今回は社員にLEDを買わせたら、OMNIと言うブランド品のLEDランプを買ってきてあった。OMNIは非常用ランプとかでも使っていたので問題は無いと思っていた。引っ越したマンションに着いていた電球が思った様に切れて、このOMNIのLEDに順次替えて行ったが、最後のは少し長く持ったので、約9ヶ月前にLED電球と入れ替えた。そのLED電球が切れた。触ったら熱くなっていた。これはおかしいと思い、箱を見てみたが、製造国は書いていないが、中国語も表記されているので、多分中国製だが、粗悪品である。皆様もこのOMNIのLEDランプを買わない方が良い。
早速、私の施設に連絡して何処のLEDランプを使っているか、OMNIなら他のブランド、富士通に変えろと指示を出した。
うちの施設では460の電球を使っていて、数年前から、高いがこのLEDランプに電気代の問題もあり変えさせていた。4 60個x350円は16万円なのだから大きいし、人件費で考えると月額給与8名分に成る。大出費である。以下の説明に有る様に、LED電球は10年は持って貰わないと困る。中国人は早くダメになって欲しいと思って作っているのだろう。だからフィリピンの中国製は使えないのである。

半導体であるLED(発光ダイオード)の素子そのものは、原理的には半永久的に光ると言われていますが、 製品としては、人が歳をとるように、物も劣化していきますので、ずっと使えるというわけではありません。LEDは、白熱電球のように切れて突然点かなくなる、いわゆる「球切れ」にはなりませんが、 長く使っていると、発光部であるLEDチップや蛍光体、樹脂などの材料が劣化して、 次第に明るさが弱くなっていきます(光束減退)。
LED自体は、故障等がなければ明るさが落ちるものの、長く使い続けることができますが、 照明器具などの場合は、発光部のLED以外にも様々なパーツを使って構成されていますので、それらの構成材料の寿命や劣化も、 製品自体の寿命や性能の低下に影響します。
そこで、LEDの照明器具に関しては、「初期の明るさから、70%に落ちるまでの使用可能時間」としましょうと規定されました。
「光束維持率が初期全光束の70%までに低下した時点」(社)日本照明器具工業会光束維持率:最初の明るさに比べ、どれくらいに明るさが維持されているかを示す割合。LEDの寿命、すなわち70%に明るさが落ちるまでの時間は、一般的におよそ40,000時間くらいと言われています。 (最近では60,000時間くらいの品質のLED電球なども増えています)40,000時間ということは、1日に10時間使用しても10年~11年くらい持つ計算になります。

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