今の若い成功者は信長を真似する。しかし、最後に天下を取ったのは、うつけ者の家康

一時の成功か永続する成功か? 例えばラーメンや飲食で一発当たりで成功する人を見ていると、どうも最後が早く訪れている。所詮企業存続は最長26年、しかし最近では10年後の企業存続率は4%しか無い。企業の寿命が短くなって来た。信長は力を振りかざして、無理やり人を使う。猿、秀吉の様な人物は良いが、知的人が奉公するには、少し無理がある上司と言えよう。そしてないぶからの裏切りで呆気なく勢力を失う。今の若い成功者を見ていると、その傾向が強い様だ。継続は力なり。その為には、これで当たったと邁進する事なく、世の中の変化を取り入れる事だと思うが、しかし成功している時は、そうした考え方が持てないのも仕方ないかも知れないが、自分一人なら良いが、従業員もいる。フィリピンでもそうした人がいたが、目先の成功に目が眩み、結局、元々のビジネスをないがしろにして、儲けた金で博打的ビジネスに手を出す。しかし、それは儲けた金では無く、取って置くべき金で、それが有れば自分の商売は安泰で有ったものだ。結局は従業員、その家族、投資者とそれをそそのかしていた連中も引っくるめて、消えて行く。一般的にはうつけ者の信長だと言うが、私はそれは間違っていると思っている。うつけ者とは 字では「空」「虚」「躻」などと書く。 実際に暗愚な人物がうつけと呼ばれるが、実は、「空」は「天」、「虚」は「謙虚」、「躻」は「うつけ」ですが、その意味には奇想天外というものもあり、徳川家康の江戸の開発は奇想天外であると言える。武士の家である城は、攻め難い立地を選ぶが、家康は北海道、蝦夷地を除けば、日本で一番広大な平地を選んだというか、左遷されたが、その地を日本一の場所と考え、
水道設備の充実や街中に水路を作り将来の都としての準備をしていた。当時の武士としては奇想天外な発想である。
何を言いたいかと言えば、ものや人の見方だが、ある一方方向からだけで見る人が多いいが、そうでは無い。ビジネスも様々な側面があり、
何方向あるか解らない側面をどう繋ぎ合わせるかで、結果が大きく違って来る。私がよくいう事で、一般人は二次元方程式、頭が良い人は三次元方程式、もっと頭が良い人は四次元方程式を理解する。一般のフィリピン人は二次元でしかものを見られない。平面の中だけで、その角を曲って向こうは見られない。考えられない。三次元になれば、他の人の意見や、経験を使って、見えない角の先まで見ることが出来る。又これで他人に迷惑が掛かると言う予想も出来るが、そうした他の要素を考えられない。まあ日本人でもいるが。。。そうした人や三次元まで考えられる人、そして、そこに時間を挿入出来る人。歴史も時間であるし、このビジネスは3年しか保たないが、2年後からこう変えて行こうと考えられる力を持つ人は、頭が凄く良い人となる。うちのラーメンは美味しいので、多店化しても大丈夫と言うのは、二次元の思考でしか無い。要素は無限大にあるが、それを何処まで考えられるのか。始める時に、終わり方を考える。これも私がよく言って来た事だが、終わりの無いものはこの世では無い。終わり方が見えれば、大きく多店化する事は、終わりを早めるだけという事が見えて来る。如何でしょうか。(笑)

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