マニラでそこそこの生活したら最低月30万円は軽く掛かる。それでもメイド無し、ドライバー無し。

まあ35年のマニラ暮らし、今が最低の暮らし(笑)私は35年前から今まで大体月額30万円の暮らしをして来たが、35年前から25年前迄の暮らしはお殿様。マカチィの中心に2つ買ったマンション、二つで268平米、昔のマンションはメイド部屋やメイドやドライバー専用の部屋やトイレシャワーが付き、メイドやドライバー専用のエレベーターがあって、彼らとはエレベーターで一緒にならない。当時は、脳梗塞で倒れた父と叔母の介護もあり、メイド二人と介護人、それとドライバーを雇っていたが、夜な夜な遊びに出る時は自分で車を運転していた。最初に手掛けたのは、人材派遣の仕事で、日本人駐在員の為のドライバーやメイドの提供する事もあって日本風料理やマナーなどを教育していた。将来的に介護施設を作りたいと言う夢もあり、こうした関連事業を考えての事も有りやっていたので、面白かったし、勉強にもなった。しかし当時はこうした日常は別として、毎晩欠かさず3軒はしご酒を繰り返していたが、それでも30万円でお釣りが有る暮らしであった。レストランもオープンし、大阪から呼んだ寿司職人に、月40万円の給与を払い、マンションも車も与えて寿司会席の店「少庵」を開いたが、初月から大繁盛で2年間は大黒字であった。当時は第1期の土地高騰があり、地主が一気に倍の家賃を請求されて、退店した。まあしかし大阪から連れて来たこの寿司職人、この頃には酒と女に溺れていて、大阪に帰れと言っても、帰らずその後どうなったのか。話はズレたがが、この頃多くの日本人飲食店が同じ目に合い、リトル東京エリアは深刻な洪水被害で誰も借り手が無く、安い賃料で長期契約が出来たので、そこに皆んなが集まり始めた原因ともなっている。まあ歴史だが。。。その頃から日本で言うワンルームマンション時代がマニラに到来した。その後不動産価格が今までに3度の乱高下が有り、私はラッキーでオルチィガスのビル用地を高いと思ったが、4万ペソ平米で買い、1年もしない内に、12万ペソに高騰し、本来はビルを建てる予定だったが、私が一番最初に買ったマンション業者が、その金額で買うと言う事で売却し、その金で今の施設の土地購入から建設をスタートしたが、その後、そのオルチィガス土地は暴落して、買って貰ったマンション業者は倒産した。まあこの時代は、半分マカチィのマンションに住み、半分は建設をしている施設に住む生活が10年間続く時期となった。マカチィでは例の飲み屋を毎晩はしごして、施設にはプールサイドに、プールサイドバーをオープンして、お気に入りの子達に運営させていたので、楽しく飲んで食べていたが、それでも月30万円で楽しんでいた。当時は不動産は全て買い、その不動産は儲かっていた。しかし12年前から苦しくなって来た。その後業態を変えて続けていた飲食業も、出来過ぎで客が分散され、売上低迷、その上材料高、例えであるが、小エビなどでは、始めた時はキロ80ペソが、800ペソまで高騰、電気代の高騰、等で合わせて40名の従業員の給与が電気代の方が上回った事で、全てを安く売却した。もっとも買ってくれた人は1年後に倒産した。その頃から不動産の固定資産税の上昇、これはまだ我慢出来るが、儲けの出口で有る譲渡税の高騰で、不動産を売っても、譲渡税で儲けの部分が全て持っていかれる。下手すると、赤字になると言う事で、今までは買っておけば、住み徳であったが、例えば、私は人がこの物件は500万円という物件でも、350万円で買っているが、それを400万円で叩き売ると、人と同じ金額なら売るのに時間が掛かるので安くして売るのだが、譲渡で掛かる費用が上がり、100万円位掛かるので、逆に損が出るようになって来た。そこでマカチィにあった幾つかの物件を一つの賃貸中を残して全て売却して、賃貸で借りるようにした。そうなので9年前からBGCに移り全て賃貸に住んでいる。買っても損なら借りていた方が気楽で有る。今はドライバーは月額約4万円だが、休んだり、前借り要求など面倒くさいし、最近フィリピン人お金持ちもそうだが、殺害、泥棒や誘拐に対してドライバーが情報を全て持っているので、それを恐れてドライバーを使わず自分で運転する人も増えている。わたしもそう思うのでここ12年間使っていない。またメイドだが、安いと言うが、メイドが住める場所が必要で、その為に広いスペースが必要になり、その為の電気水道代も増額するし、メイドの食費も掛かる。こうした住居食事付きで1万円程度の給与だが、通にしたら一般の社員と同じで2万5千円程度だが、例えば同居のメイドが急病で病院に運ばれてたら誰がその費用を出すのか。
先日私の友人のメイドが心臓破裂で病院に運ばれて、ICUに1週間で死亡。雇い主の彼に100万円の請求書が来た。メイドも怖くて雇うのは辞めている。故に小さなマンションでも住める。それで最初はBGCで外食が便利な38平米のマンションに住んでいた。家賃は4万でパーキング代が1万円で5万円。しかし外食は1日最低3000円は掛かる。30日で9万円から10万円だが呑んだりしていると15万円はかかった。家賃水道光熱費で1万円、インターネットやケーブルテレビ等で5000円、そして車は、高い車で無ければ、償却保険車検で月に割ると7万円前後なので、後はガソリン代で有る。こんな基本経費とその他の買い物を入れると30万円は月最低でも必要。今は仕事でも使えるSOHOに3年前から移って、家賃は10万円、パーキングは1万円なので、高い不味い外食費を自炊に変えて、食事代を外食費も含めて、月8万円以内抑えて、全自動洗濯機に変えて週一度の掃除洗濯メイドだけにしている。それで月30万円で抑えている。フィリピンでは都会マニラ以外、日本の様な生活は出来ない。まともな日本食も食べられない。それも路上に浮浪者がいない生活は、BGC、マカチィしか無いが、高級ビレッジの中だけで、地方に行けば、日本の様な生活は無い。即ち日本人が日本人の様な生活するには最低30万円掛かる。

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