フィリピン富裕層の巣篭もりは徹底している。見習えとは言え無い日本人の懐中事情。

写真は私の住んでいるBGCボニファシオグローバルシチィとマカティの間にBGCより広い敷地を持つフィリピンの超エリートが住むフォルブスハークと言うサブデビジョン塀で囲われた住宅地である。フィリピンはこのスペイン文化の象徴でもある塀で囲われた住宅地、即ち庶民と分けた住宅地文化で、この中は庶民の街とは別世界であるが、最近は酷いサブデビジョンも多くなった。しかしこのフォルブスパーク、ダスマリアス、ベルエア、アーダネータ、サンアントニオ、ワクワク、グリーンヒルズ、コリンチィアン、アヤラアラバンに住む住人、約一万名がこのフィリピンを昔も今も支配している。日本の感覚で言うと、江戸大名屋敷である。地方の豪族もこの首都マニラのこうした所に屋敷を構えている。日本大使官邸もこのうちの隣のフォルブスパークにある。外の雑踏とは違い中は写真の様な木々に覆われた別世界である。
ここに住む住人と武漢肺炎発生後に面と向かって話すことはまず皆無になった。皆さん、主治医を持ち、主治医から絶対に外に出るなと言われているからだ。私の知人のここに住んでいる人達とは、既に一年会っていない。話すことはあるが、前の様に会って気楽に話す事も無くなった。完全な巣篭もりである。
最も自分の家にプールもあり、ジムのセットもあり、メイドやドライバーも数人抱えているので、自分で何かを買いに行くことも無ければ、何か自分でやる事は無いのだから、後は電話で済む。家の中のメイドの防疫体制も主治医が管理している。まあそれが本来の金持ちと言うものだが、日本人では所詮無理な事でもある。日本で田園調布だなんだと言っても、所詮は猫の額、100坪で大きな家と言う感覚は無い。だから、うちの施設では無いが、こうした所に家が持てないが、ここらの人の感覚で、3000坪 1ヘクタール が一つの単位の様に思えたのかも知れない。うちの施設の総土地面積は2.5ヘクタールだが、土地単価は100倍違う。いや何十億、何百億以上の資産を持つ一万人と今日の500円に困る庶民の国がフィリピンだ。

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