AIとみちびき衛星が変える世界

2020年、自動運転装置が本格的に車や社会を変える。ロボットタクシーやバス、配送車に依る近年では遠隔地での輸送や配達のコストの大幅な削減が期待できる。またロボット農作業機が農作業の効率化を図れることになる。フュエルセルは原理的には,25 ℃での電気エネルギーに変換する理論効率は 83% である.フュエルセル自動車は自宅に必要な電力を供給できる。フュエルセル発電装置も出来るが、その高圧水素貯蔵のタンクに水素充填に、充填時間は5分として、この自動運転装置が各箇所を巡って充填するのに役に立つかもしれない。また勿論AIは料理の世界にも進出し、家族やメニューに合わせた必要量の食材の割出して発注。受注した側はそれをAI用にパッケージ化して自動運転配送。AIが「今日はあなた晩御飯、何が食べたい」と聞いてくる。「味は京都風それとも関東風?」と聞いてくる。洗濯物は今でも出来ているが、決められた処に置いておけば素材に合わせて洗濯、乾燥、アイロン、そして畳んでキャビネットに収納。掃除は掃除ロボットが必要に応じて掃除。

まあそう想像すると、では今まで有った商店やコンビニは存在するのであろうか?今まで有った飲食店は存在するのであろうか?洗濯屋や清掃会社はどうなるのであろうか? そうなった場合の不動産と言う価値は存在するのであろうか?更には何が本位制で通貨は存在するのか? 国を計るGDPの根拠はどうなるのか? と考えが膨らむ。ちょっと前ならそれが、「いや我々の生きているうちには起こらないよ」となるが、20世紀の二乗倍数に進化する21世紀。ほんのちょっと先の出来事かも知れない。

しかし我々が住む低開発国フィリピでは起こらない出来事である。自動販売機ですら存在しない。いや存在の意味がない。例えば自販機200万円だとしよう。日本なら人件費1年分以下だが、ここでは2万円給与だから人件費分100か月分、即ち10年分だ。その上電気代が日本の倍なので、一か月に食う電力料金が1万円以上で人件費の50%以上となる。自販機は反って物を高くする原因で、それならそこにベニヤで屋根をかけて、人に売らした方が安上がりである。最も最近はそのベニヤすら高いのだが(笑)。しかし前から言うように、人件費の高い国からのおこぼれで生活するフィリピンの海外出稼ぎ者やコールセンターBPO従業員は確実にこの先進国の出来事はもろに反映され、滅びる運命であると思われる。その上に皆さんが観光でフィリピンを訪れ、お土産品ですら困るのだから、輸出する物も無い。全て中国から買わせようとして、最初は激安で出して、地元産業を潰してしまった中国。しかし海外からの金は無い、輸出する物が無い。どうやって中国が金を回収出来るのか? 仕方なくビルを投資だが、これも長続きはしない。ああフィリピン人の給与は過去20年上がらなかったが、次の20年も期待薄となっている。

困ったもんだ。





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