檻の中のフィリピン人

これは以前にマニラで起きた中国人経営のゴムのスリッパ製造工場の火災で72名が犠牲に成ったことがあった。これは、作っているものが庶民的なものでもあり、工員による盗難が多発したため、工場全体を檻にしていた為に、逃げられずに起きた人災でもある。

しかしフィリピンなんでも檻である。家も人が侵入出来ないように、檻をはめる。小さな店にも檻を付ける。しかし自分が火事で逃げる事は出来ない。

私の建てた数多くの家には檻を付けないのが流儀で遣って来た。中にはコソ泥にあった家もあったが、それでも流儀は変えなかった。コソ泥には赤外線センサーを付けたり様々工夫したが、誰かが入って来る事よりも、自分が逃れられる方を常に優先していた。

最近アマゾンで完全無人化したストア―を作ったと聞いたが、万引きに対するあらゆる工夫を凝らした店のようである。しかし檻を作り、お客があたかもドロボーのようだと最初から疑われて、買い物をするよりは、素晴らしい事である。この檻の前の店に立つと、買う気が無くなってしまう。

ここにも自分中心で、お客無視がハッキリと現れている。しかし目を離したら、何か盗られるのも事実なので、何とも言えないが。。。

Atsukuni Munetomo 棟朝淳州

フィリピンに来て32年。多くの教訓を得ました。この度そうした教訓を皆様の海外生活で少しでも何かのお役に立てばと思いこうしたサイトをオープンしました。

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