フィリピンで分割払いのマンション買うのは危険。
レントオンなど住みながら、借りてる気分で分割払い、とか建つ前から分割が始まり経ち終わったら残額を全て支払うというような、分割払いで支払うマンションを買う人が居るが危険があなたを待ち受けている。
まず最初に、分割を払っている間に、高値で売って利ザヤを稼ごうと思った人。まんまとフィリピンの罠にはまった人である。キャピタルゲイン税は普通、自分が払った金額に課せられるが、フィリピンの分割支払いのマンションの場合は、そうでは無い、貴方が払っていない、元の売買価格。例えば貴方が1000万円のマンションを買った。200万円を払い終わった段階で1100万円で売れたとしよう。(まあ売れないが。。)キャピタルゲイン税が200万にはかからず、最初の1000万円にかかるので、例えば15%税がかかれば150万円だから、貴方には元金200万円でもない、たった150万円しか戻らない。2年かけて結果は50万円の損となる。
しかしフィリピン中古のマンションが高値で売れる事は無い。理由は作りが最悪で20年たったら修理の山となる事は全員承知している。知らないのは貴方だけ。故に価格は下落する。私の買った例では38平米のバス付のマカチィのマンション、10年前の買値がP1.8Mで約400万円、今売ったら1.2M約280万円と評価されている。30年前に買ったマンションの方が良い作りをしているし、2000年にはこんなに建っていなかったので、倍の価格に成ったが、レストランと同じで出来過ぎたらだれも儲からない。(笑)
またこの残額を払う段階で、資金繰りに困った場合は問題となる。フィリピン人だったら銀行から不動産担保となるが、それでも銀行評価の50%までしか貸してもらえない。しかし銀行評価が販売価格より低ければ、更に追い金で売買残高から20%の分割払い分を引いた金額と最低でも30%分の現金が必要となる。私が15年前に買っていたころは、0金利で先付け小切手を分割分を切るだけで買えたが、今はえげつない販売方法。結果としてそこで困った人に、勿論契約内容に、この段階で支払えない場合は払った20%は全て戻ってこない事が明記されている。しかしこの段階になる前に、正規の手続きをすれば、今まで払った金額の50%前後は戻ってくる。クーリングオフ法では無いが法的根拠はあるので、私どもの事務所でもいくつか行った。 しかしこの期間を過ぎてしまった人にはデベロッパーはインハウスローンを勧める。しかし金利は12%と高金利。日本の住宅ローンが1%以下と比べれば、借金地獄。私が銀行から特例で借りれば4%以下、一般人が借りると8~11%とフィリピンの銀行は高利貸しである。しかしそれを上回る員はインハウスローン。危険がいっぱい。
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