ホステスはラーメン。マニラは?

東京新宿と池袋はラーメン戦争の激戦区との事、全国から俺はと思うラーメン屋が名乗りを上げ、また去っていく場所のようだ。私は年齢柄、ラーメン世代に育たなかったので、札幌行っても、博多行ってもラーメンを食べようと言う気は余ない。

しかし、ラーメン激戦区は同じく夜の世界の激戦区でもあり、スナックで女性が作る。ちょっと色気のあるラーメン・スナックなども現れているようだ。

客層もそうしたホステスさん(すみません古い表現で)が多く、ラーメン屋は彼女たちに支えられていると言う一面もある。ホステスの中には月給の札束が縦に立つ人もいるし、それなりの収入があるので、お手頃ラーメンは人気となる。

しかしマニラのホステスは、ラーメン屋の客には成らないのが困ったもんだ。日系カラオケは遅刻せず出勤すれば、300ペソ600円なりの最低保証給が貰え、その上に同伴とか指名とかが、加算されるが、日系で無いホステスは殆ど最低保証給は無く、食事だけ、客がくれたドリンク代と客の夜のお相手に出るのが商売。しかしこうしたホステスたちは家が貧しく、ちょっと稼いだお金は全て家庭に吸い込まれて、貯蓄をする暇は絶対にない。故に手元に100ペソ、200円があれば大したものである。

この現実では、マニラの夜の繁華街にラーメン屋は成り立たない。夜の街マビニやブルゴス、ウエスト通りにラーメン屋を出せば、日本ならホステス客が絶対に来る、そして同伴の客も含めて儲かるが、ここでは日本の法則は通用しない。現にブルゴスに有った新宿ラーメンは、ラーメン屋が少ない時には繁盛店だったし、あれだけ若い女性が客引きしている中で、その歴史を昨年閉じた。

フィリピンのホステスは貧困から抜けだす事はただ一つ、玉の腰に乗るしか道が無い。日本のように自分で稼いで、その金で自分の店を持つ。そんなフィリピン女性は32年間見たことが無い。

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