マニラで4つ目のNOTARY PUBLICを開く

Notary Public 即ち 公証人役場 日本でもあるが日本では公証人役場を使う事は余り無いが、フィリピンでは日常茶飯事に使う事が多い。言わば何でもインチキが横行しているフィリピン。役所やその他に提出する書類には公証印が必要なのである。例えば携帯電話を盗まれたり無くしたりした場合、例え携帯番号がプリペイド番号でもAffidavit of loss という公証された文章を出せば、電話局は元の番号をくれる。 私のパートナー弁護士事務所では公証人役場を現在3カ所で遣っている。正確に言うと5カ所なのだが、もう一軒、私が居るなんでも遣るオフィスも公証人役場にする事に成った。一般的に街角で見かけるNotary Publicは100ペソ~150ペソで遣っているがうちは300ペソからであるので、高い。最初は多くの人から文句が出たが、キチット説明している内にブランド化して来た。何故ブランドかと言うとNotary Publicは日本と違い弁護士が登録すれば行える。それが下の写真にあるブックナンバーで有り、最高裁判所でブックを買い、そして記載する番号を買う必要がある。そして買った後にNotary Publicを始められるが、この番号は時間や日にち系列に正しく記載されなくてはならない。その番号を使ったが、日にちを1日ずらして欲しいと言われてもそれは出来ない。そうしてかなり厳しい仕組みでファイルして。時系列と最高裁から貰った番号が一目で解るようにして、最高裁から次の番号を貰う時に、最高裁に収める。 故に公証がされてる文章が信頼できないと訴訟が起きている場合、最高裁が調査し、ファイルされている書類と訴訟が起きている書類が一致していれば、正しい書類。一致しなかった場合は公証自身がインチキで偽物だと判断され、裁判でのその書類の正当性が失われる。

さて一般で道端で遣っているNotary Publicの100ペソ~150ペソでは、まず最高裁判所から番号を買っているのか、それからちゃんとファイルしているのか、100ペソでそのコストが賄えるのかという疑問が生まれるが、コスト管理上ではそれは出来ないという結論を持っている。弁護士は同市内で一か所のNotary Publicしか開けない。うちの場合3名の弁護士が夫々の場所を受け持ち、束ねてそうした事務管理を一か所でお行っているが故に出来る事。即ち小さなNotary Publicで公証しても、正式に訴訟沙汰に成った場合、何の意味もないと言う事を鍛錬にお客様に納得して来た事もあり、今の300ペソがブランド化して来た。

インチキを防ぐためのNotary Publicのインチキが横行しているフィリピンは何と言ってよいのか

私どもでは外国人のNotary Publicには認証する外国人がフィリピン国内にその日に居る証として、本人確認とパスポートの入国出国の部分もコピーを求めている。外国人が国外にいた場合は、Notary Publicは最寄りのフィイピン大使館で行う必要があるからだが、フィリピンで大事な事は、だれでもいいじゃないかとインチキする中、如何に王道を通すか、それがブランドになる(笑)

munetomo.club 棟朝淳州

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