銃による殺人事件はフィリピンは名誉の世界一

日本人だけではないが、国連薬物犯罪事務所(UNODC)によると、銃による殺人事件は、人口10万人当たりで「フィリピンが9件」で、米国(3件)の3倍というから、その高さに驚くばかりだ。

先週もセブ在住の女性経営者が、それも71歳の方がヒットマンに射殺された。簡単に雇えるヒットマン。世界で最も日本人が殺される国、フィリピン。韓国人の方が多いよと幾ら言っても意味がない現実。パラワン本島に連なるコロン島でも茨城県出身の新井康寛さん(24歳)と大阪府出身の井谷勝さん(59歳)の2人が殺害された。愛知県からフィリピンの首都・マニラを出張で訪れていたパチンコ関連企業「ジェーアンドエー」の社長、水野成規さん(48歳)の乗っていた車が銃撃された。犯行に選ばれたロハス大通りは、日本大使館、米国大使館、さらにはフィリピン中央銀行などが立ち並ぶフィリピンを代表する大通り。ここで堂々と“狙い撃ち”に遭ったことで、現地の邦人は治安の悪いフィリピンへの不安をさらに募らせている。しかし、フィリピン大手メディアは、フィリピンで横行する日本人殺害事件の多くを報道していない。

過去10年でも、公表されているだけで43件ほどの日本人殺害事件が発生し、この数は海外で日本人が巻き込まれる殺人件数総数の4割近くに上り、フィリピンが世界最悪となっている(外務省海外法人援護統計など)。また不明と処理されるケースでは世界最小のメガネ猿、ターシャが生息し、観光地としても人気のボホール島で白骨遺体が発見された。遺体の傍らに散らばっていた日本のパスポートと免許証、さらに銀行のATMカードなどから、その遺体は74歳の日本人男性(静岡県出身)と見られている。

私自身、うちの。うちの子会社の日本人社長が、ジプニー内で射殺されている。その知らせを聞いて病院に駆け付けたが、虫の息で何も話すこと無く亡くなった。ヒットマンを雇っているのが韓国人なのか、中国人なのか、または日本人なのか、現地人なのかも闇の中である。しかし誰かがそれで利益を得ているのか、恨みなのか? フィリピン日本人社会の闇の部分である。私も5年前からBGCに移って来た理由の1つにマカチィの治安悪化も理由。既に安全であると言われたマカチィでも日本人が殺されている。

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