オンライン化したら手書き作業より後退するフィリピン政府機関

最近税務署やその他のフィリピン省庁で進めるオンライン化。

その全てが手作業時より時間が掛かり、劣悪サービスに成っている。何でも技術の根源である「人の為」精神が無く、「自己保身」の強さにフィリピンIT技術は後退している。

最近オンライン化をして、国民からその仕組みの劣悪さに非難を浴びているSEC(証券取引委員会)オンライン。SECは会社設立や会社謄本の閲覧やコピーなどで使う組織だが、日本ではだれでも会社謄本の閲覧やコピーが出来るが、フィリピンでは弁護士がそれを許されている。

今フィリピンの会社登記はオンライン化され、昔は決められた書類をSEC窓口に持って行き、書類に問題が無ければ、受理され、それから大体2週間ぐらいで会社が設立できたが、このオンライン化で1か月以上掛かる馬鹿な仕組みとなった。政治家に聞くとオンラインにして便利にしてやったと話すが、実際は最悪な現場となっている。

これは国産IT技術の未熟なのか、仕組みを作る事が未熟なのか IT技術者をフィリピン人気質(盗むのが普通なので、それに対数警戒感が異常に強い)が邪魔をしているのか。銀行口座が他口座にオンラインで振り込めない現実もその一環で有ろう。

何しろSECに関しては手作業時の倍の時間が掛かり、入力時の選別も間違っていて、有るべき選択肢も記載されていない。手作業時代には、直ぐに会社謄本の閲覧やコピーなどが出来たのに、新規会社には2か月も待たされる有様。フィリピンに進化の言葉は無い。

0コメント

  • 1000 / 1000